内容説明
超種一号指定“C”の殲滅に失敗した虫憑きたち。反撃に転じる“C”にますます追い詰められていく中、一号指定の利菜とハルキヨが動き出す。しかし、最終決戦に挑む彼らの前に最強の“かっこう”が立ち塞がり!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
29
ええっと、表紙はハルキヨと利菜と土師さんと亜梨子でいいのかな……?一巻刊行から長い年月がたっているのだなあと感慨深いです。とっても久しぶりの新刊でした。もう冒頭からどうやったってメリーバッドエンド臭しか漂ってこないんですけどこれ?!本当に夢を謳う希望が最後に生まれるのでしょうか。謳うだけで実は叶わないの?本編もbugも主要キャラクター勢揃いで、本当に幕引きが近いんですね。詩歌、大介、千晴に亜梨子と言った今回あんまり見せ場のなかった人達が、どんな最高で最終のハッピーエンドを齎してくれるのか、期待して待ちます2014/04/13
死屍発苦
6
まさかかっこうがヘタレるとは。まあ仕方ないのかね。 ほかの1号指定達と違って始めから今までずっとだったし、 ちょっとくらい休ませてあげるのはいいんじゃないかなあ。 ところでハルキヨ、かっこうに指摘されるまでアリス起こしたら、 契約続行しないといけないの気づいてなかったのにね・・・。 アリスがきちんと目覚めた時にどうなるかマジ心配だ。2014/02/01
クフカ
5
やっぱりムシウタは面白いなあ。伏線が多分に回収されるなか、新しい伏線がどんどん散りばめられていく。最終決戦がどのような結末をもたらすのか気になる反面、完結して欲しくないというのも正直な気持ち。今巻はbug勢のキャラが登場、謎の従兄弟の登場、利奈とかっこうの邂逅、衝突、一時の休息、ハルキヨの奮迅、初めて明かされるαの驚愕の過去、簡単には復活しない亜梨子などなど実に楽しめる巻だった。特に一巻以来の利奈と大助の邂逅は本当に良かった。最終巻では望めるなら虫憑き達に希望があるような終わり方になるといいな。2014/02/28
藤崎
5
とうとう見えた、終わりの先がけ。総力戦から掃討戦に移るが如く、状況は悪化の一途を辿る。そんな中で描かれる、これまでの全てが繋がっていく希望、そしてジョーカーでも覆しきれない絶望・・・というかホント、どれだけ追い詰めれば気が済むのかと。何かもう本当に次回で終われるのか正直心配なくらいに逼迫していますが、今はただ彼らの夢の辿り着く先を見届けたいと思います2014/02/05
ちゃか
5
待ってました、のムシウタの最新刊。帯によると、5月1日にでる、15巻が完結巻のようですけど、これ、無事に収集つくんですかねぇ。 一番最初からして、不穏な未来が描かれているんですが。それぞれの新年とかがある、虫憑きたち。危険な状況、恐ろしい敵、だからといって協力できるかっていうと、そうでもない。癖の強い一号指定たちなんて、なおさらですね。利菜は、うん、死んでも直せない信念なら貫けばいいんじゃない? そしてハルキヨがαの過去に触れるとは思わなかった。さて、一号指定視点でいくなら次回は残り三人になるのかな。2014/02/03