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内容説明
「愛の悲しみ」――母の想い出が詰まった曲を弾き終えた有馬公生(ありま・こうせい)。そこにはトラウマを克服し、少しだけ逞しくなった少年の姿があった。一方、ガラコンサートに姿を見せなかった宮園(みやぞの)かをりは、病院のベットにいた。短期間で二度目の入院……公生は不安を募らせる。それでもピアノの練習に励む公生は、ある日、一人の少女を拾う!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優愛
148
「時間って止まるのね」成長したね。椿は今ここから踏み出そうとしている。時計の針を動かすために側にいたいとただひたすらに願ったんだ――有馬公生くん。唯一の外出許可で会うのが君で、荷物持ちが君で、二人乗りをして後ろで涙を流しても何も聞かないでいてくれる君で、良かった。どうして星空はこんなにも綺麗なんだろう。僕らは今、悲しんでいるというのに。きっとそれも君のせい、全部全部君のせいだ。そう言って笑ってほしいのに。いちご同盟の一文を暗唱する声が病室に響く。かをりがもう一度弓を持つ姿をどうか描いてほしいと願うばかり。2015/03/19
匠
114
いつのまにかもう8巻。今回は幼馴染の椿がいろんな表情を見せてくれて、せつなかったり可笑しかったり。一方、入院中のかをりの今後の容態も気になる。彼女の姿が公生の亡き母に重なりそうでドキッとしたが、母親とは全く違う部分が彼をさらに成長させる予感もして。新に登場した公生の弟子となる凪の存在も、いろんな影響を及ぼしてくれそう。ってことでまだまだ続きが気になる。三田誠広著の『いちご同盟』が作中に登場して懐かしかったけど、内容だいぶ忘れてしまってるのでまた読んでみようかと思った。2014/02/23
抹茶モナカ
92
斉藤先輩にフラれた椿。椿の時間は動き出さない。入院生活の続くかをりは、一日外泊許可が出て、公生とデート。瀬戸紘子に師事していた公生は、中学一年生の女子にピアノを教えることに。その女子中学生は、相座の妹だった。2014/11/03
どんぶり
67
表紙好き。内容は、なんとまぁ悲しく切ない感じに…。椿の恋心を知っちゃってからは椿を応援したくなるけど、かをちゃんと公生の組み合わせも好きなのでなかなか心苦しい展開です。お母さんからの苦しみからやっと解放されたのに、また大事な人が病に伏せっていく…。公生が心から笑えるような幸せな時はいつ来るのか(>_<)そして新キャラ天使ちゃん「凪」。彼女が登場したことでこれからどうなっていくのか。そして結局天使ちゃんは誰が好きなの?公生?兄ちゃん?すいません、わかりませんでした(笑)2014/01/20
exsoy
60
相座妹かわいい。ALSなんかな?2015/10/26