内容説明
35試験小隊のメンバーと離ればなれになり、魔女たちの育成機関――『魔導学園』にとらわれてしまったタケル。脱出のカギは、キセキの一件以来、タケルを拒絶し続けているラピスなのだが――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
63
異端審問会の宿敵『幻想教団』が統治する魔女の国に囚われたタケルとマリは、魔女の育成機関『魔導学園』に一時的に転入する事に。魔法が日常に溢れる世界に戸惑うタケルだが、相棒であるラピスから何故か拒絶されてしまい……。科学と兵器が支配する外側の世界を統治する異端審問会、魔法が支配する内側の世界を統治する幻想教団、両者の世界の対立が深まり続け、外側の世界に残してきた小隊のメンバーを心配するマリの姿が印象的で、魔女として迫害されてきた彼女が魔法の国よりも小隊の仲間達の側が自分の居場所なんだと告げた場面が好きでした。2017/09/19
よっち
44
聖域の内側にある魔導学園で、魔女側も敵対心を持つ者ばかりではないことを知ったタケル。一緒に来たマリの助力も得ながら情報収集しつつ、きちんと向き合ってラピスとの絆も取り戻し、激闘を経て自分のやるべきことや居場所を自覚できたことを思えば、これも必要な過程だったんでしょう。斑鳩に会うために妹弟子カナリアも同行、次回は小隊メンバーと合流できるかな?それにしてもマリは今回かなり頑張ってたのに、おいしいところはラピスやカナリアに持って行かれてちょっと残念(苦笑)タケルの周囲は、違う意味でまた大変なことになりそうですw2013/12/21
ナカショー
34
聖域の内側にある魔導学園での生活を余儀なくされたタケルが何故かタケルの事を拒むラピスを説得しようとする話。今まで語られなかったラピスの過去が明らかになる巻。そして、ラピスが自分の意思で行動するようになって凄く良かったです。タケルと共に内側の世界にやってきたマリが目立ってたけど、最後の最後にカナリアとホーンテッドに美味しいところ持ってかれた印象を受けましたw次巻も楽しみです。2015/12/21
とら
31
新天地へ。今までとは毛色が少し違う感じで、新鮮であった。しかしまあ流れはいつもとさほど変わらないのでご心配なくと言ったところ。この作品がどこまで続くかは分からないが、大元の設定とかはとりあえず発表されて網羅されたかな?いや謎はまだあるんだけど、大元はね。…という訳で(全然という訳じゃない)、この巻まで購入済みだったのだが、続きは個人的にはもういいかなと思った次第でした。うん。イラストとかもっと見たかったけどね…あとせめて、次巻明かされるというこの巻の別視点の話は読んでおきたかったけれど、仕方が無いですね~2015/09/17
あなほりふくろう
31
柳実版「デート・ア・ライブ」が始まったかと一瞬。「魂が鬼だろうがなんだろうが、俺は育った環境で人間になったぜ」ラピスへの口説き文句はこれしかないといえるものでその後デレたラピスの破壊力はハンパなかったけど、こんなタケルの「世界を変えよう」程の夢物語はオロチを動かし、ホーンテッドをして敵と、希望と認められるようになって。いいですねえ、これで世界がタケルを中心に動くようになった。そろそろ事態が大きく動きそうで、(次は小隊と合流するまで?)次巻以降が楽しみ。2014/05/28
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