小学館文庫<br> 逆説の日本史 別巻4 ニッポン戦乱史

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小学館文庫
逆説の日本史 別巻4 ニッポン戦乱史

  • 著者名:井沢元彦【著】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 小学館(2013/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094088830

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内容説明

歴史ノンフィクションの金字塔『逆説の日本史』別巻シリーズ第4弾!

日本に「戦争絶対否定論者」が多いのは、過去の戦争はすべて悪という罪悪史観に囚われているからではないか――。
例えば日清戦争は、中国の覇権を終わらせアジアの近代化を促したという点で、大きな意義がある。もし中華体制が永遠に続いていたら、日本や朝鮮は、インドのようにヨーロッパの植民地になっていたかもしれないのである。
一方、日本民族の愚かさを露呈したのが薩英戦争。日本刀で黒船を阻止できなかったように、憲法九条でテポドンから国民を守ることはできない。幕末の攘夷論者と現代の護憲論者の言っていることは、「空想的国防論」という意味で同じなのだ。
ベストセラー歴史ノンフィクションの金字塔『逆説の日本史』別巻シリーズ第4弾「ニッポン戦乱史」は、長篠の戦い、朝鮮出兵、関ヶ原の戦いから、薩英戦争、日露戦争まで、戦国時代と幕末維新に活躍した英傑たちによる41の合戦の深層に迫る、目からウロコの戦争論。逆説史観から導き出される歴史の教訓は必読!! きっと読者の歴史認識を覆すことでしょう。

目次

第1章 戦国武将の野望1 下克上を勝ち抜く知恵
第2章 戦国武将の野望2 織田信長の天才的戦術
第3章 戦国武将の野望3 豊臣秀吉の天下統一戦略
第4章 戦国武将の野望4 徳川家康の情報工作
第5章 幕末維新1 幕藩体制を揺るがした国防論
第6章 幕末維新2 大政奉還と戊辰戦争の混沌
第7章 幕末維新3 近代国家としての戦争論
第8章 日本人が学ぶべき戦乱の教訓

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

114
逆説の日本史別巻の4です。この巻には歴史的な戦いの場面が数多く収められています。逆説の日本史本論で書いてきたことをまとめたような感じになっています。ただこれだけまとめられると非常に便利な気はします。私は比較的戦史が好きなのでその関連の本も読んでいるので参考になります。またところどころにいつも井沢さんが言われている、今の歴史学者批判が登場してきます。内館さんが解説を書かれていますが、このような方もいらっしゃるのですね。2016/06/04

ソラ

36
面白かった。けれど本編を読んでれば特には良いかなという感じ。見直しするのには良いのかも2015/02/01

mazda

26
司馬遼太郎さんがエッセイの中で、「平和はまことにはかないもの」で、日本人は「平和念仏主義」、ということを書いたそうです。井沢さんも同意見だそうで、つまり、大方の日本人は「平和、平和」と念じて入れば平和になると信じているということで、冷静に考えればこんなこと実現できるわけがないのは子供でもわかります。「いい家ほしいな」と願ってもそれは無理で、いい家を作るための「技術」が必要です。平和の実現にも同じく「技術」が必要で、その最良の方法は「歴史を学ぶ」ということだそうですが、全くその通りだと思います。2015/03/01

Yukihiro Nishino

10
いつも通りの井沢節だった。わかってはいるのだがつい読んでしまうのがこの人の本。2016/05/12

k1nishi

5
1つ1つの話は短いが、今までの常識をくつがえす話が多い。司馬遼太郎の小説は、実話のように思ってしまうが、あくまで小説でフィクション部分があるというのは井沢さんの言うとおりと納得。また、解説の内館牧子の話もおもしろい(笑)2015/06/03

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