内容説明
ついに『勇者』ゼックンが動き出した! 目的は彼が唯一愛した『聖龍』ハナの復活。その礎として、クンクン、さらに現在行方不明中であるハナの複製を狙っているという! しかし肝心のクダラは、先の『剣神』サビヒメとの激闘による昏睡状態から目覚めたばかり。しかも自身に眠る『魔王のちから』が暴走し、非常に危険な状態だ。だが――「さぁ、れっつごう☆ですの!」 ミカリンをはじめとする愛すべき問題児たちが、そして『伝説の十人』たちが、様々な想いを抱えてクダラの元に集結する。全ては打倒『勇者』のために! 未来へと進むために! 魔王VS勇者、世界を巻き込んだ因縁の闘い、感動のクライマックス! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
朝夜
8
『んじゃあ、行こうぜ――てきとうに、世界を救いにな!』読了。完結です。 クズーニャの恥女っぷりがヤベェw オールスターでクズ勇者をぶっ飛ばす話になるとはタイトルからは予想できないですよね… 安定の日日日節で、ややカオスの最終決戦は面白かったです。 ヒヒヒさんは登場人物を容赦なく殺すので最後までドキドキしながら読みました(マテ ヒヒヒさんの次回作を楽しみにしています。『いつも心にファンタジー』2013/10/17
F.key
4
完結。我儘な大人を子供たちがぶん殴りに行く(これで合ってる?)いい王道ストーリーでした。もうどっちが勇者側か分からんな、ってくらい元勇者がどうしようもなく外道で。因果応報に思える結末だったけど、最後のアレで少しは報われたんだろうか。大体の人が触れてるけど、タイトルとは裏腹になかなか重厚な話でした。完走、お疲れ様でした。2013/10/27
ユウ@八戸
3
タイトル詐欺なまま、完結。……いやいや、ミカリン、1回も支配されてなくね?しかしまあ伏線全部拾いに行く姿勢は見事で。要約しちゃえば勇者がクズになったからみんなでぶん殴りに行こうぜ!なんだけど、1巻から一気読みすると、成長とか変化とかなかなか感慨深いものがあります。アポロってばまさかの見せ場。序盤のエロ推しはどうした日日日!って思ったけど、ちゃんと理由があったのね2014/03/16
Yobata
3
ついに勇者が表舞台で動き出す。勇者の目的は魔王戦争で亡くした最愛の女性『聖龍』ハナを蘇らせること。そのためには王獣族のクンクンが持つネットワークが必要ということでクンクンが狙われる。魔王のちからの正しい使い方をしたクダラは昏睡状態に陥ってしまう。ミカリンを始めとした問題児たちや『伝説の十人』たちが勇者に対し様々な思いを持ちながらもクダラのもとに集結し、勇者と対峙する…。最終巻。4巻で解決ということで若干力技ゴリ押し感があるもそこは日日日さん、しっかりと設定に基づいて完結してあった。→2014/01/21
あおりたくみ
2
最終巻まで読んで、つくづく、タイトルに合わせようと無理をしてストーリーが右往左往し、生煮えになった作品だと思いました。あとがきで「ライトノベル業界の最前線で戦いつづける関係者の方々に置いていかれないよう、必死でくらいついていった」とありましたが、そんなことを意識せず、現在の著者が書き進めたい様にしていれば、もっと面白い作品になったのではないでしょうか。日日日さんは、「ライトノベル業界の最前線」のその「方向性を決めた一人」だったと思いますので、また新しい「何か」を見せていただけることを期待しています。2013/12/06