内容説明
やることなすこと全てダメな不遇の脱藩浪人・楠岡平馬は、ののけ達のあつまる不気味な宿・土龍屋に用心棒として居ついていた。町の者たちとも打ち解けてきた平馬に持ち込まれた「相談」は、何と恋の架け橋になるこ とで…。非モテ系草食侍・平馬が一番苦手な恋の空騒ぎに大奮闘!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
飛鳥
24
自他共に認めるモテない平馬の元に子供だと名乗る白ウサギが現れ、今回も土竜屋にひと騒動起き、頭を抱える浪人侍平馬の活躍面白かったです。第一弾で郷里の仲間の侍との悲しく怖い物語の結末にも驚きと怖さがありながらも最後はほのぼのしていて続編も読みたくなるラストで良かったです。土竜屋の少女主人のお熊ちゃんの穏やかさとたまに子供っぽく平馬にみせる焼きもちを焼く姿が可愛いいです。2017/11/06
デジ姫
9
そこそこ面白かったのに以降は本が出ていないのが残念。2020/11/03
蕭白
5
平馬さんの人の良さに癒された感じです。2015/11/29
トールパパ
4
時代物なのに、台詞廻しがポップでとても面白い!続編も気になる!(続編ありますよね?)2013/12/14
酢橘
2
色恋話を中心とした3話+おまけ1話の構成。目次ページのお熊のイラストに笑ってしまった。このシリーズに登場する妖怪は残忍な一面を持ち合わせているし、悪党は卑劣な考えを持っているし、町の人間達は身勝手で人間らしい。それでも時には人情を見せたりと、どこか憎めないキャラクター達が登場するこの作品が好きでつい第2巻も買ってしまった。続きが気になる終わり方だったので上手いところで切ったなーと思いつつ次巻の刊行を楽しみにしてます。用心棒の就活なんて、気になります。2013/11/24