廣済堂文庫<br> もぐら屋化物語 用心棒は迷走中 - 用心棒は迷走中

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廣済堂文庫
もぐら屋化物語 用心棒は迷走中 - 用心棒は迷走中

  • 著者名:澤見彰
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 廣済堂出版(2013/04発売)
  • 夏を先取り!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/29)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784331615249
  • NDC分類:913.6

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内容説明

国をしくじり、女にふられ、財布を掏られて途方にくれるダメ浪人・楠岡平馬は空腹に耐えかね行き倒れ寸前で内藤新宿に辿り着く。あまりの不幸に「人間やめたくなっちゃった」と呟いた瞬間、目前に今にも朽ちそうな旅籠が現れた。そこは百年生きた大土竜のムグラ様が守る、妖怪宿だった。宿を狙うモノノケから幼い女将・お熊ちゃんを守り、一宿一飯の恩を返そうとする平馬だったが…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

飛鳥

24
人に頼られると嫌と言えないお人好しの浪人平馬。駆け落ちと噂される脱藩をしながらも、相手の女性に財布は取られるは振られるはの散々な目に遭い、行き倒れていたところを妖怪の大モグラの住む旅籠にひょんな事から住み込むことに。そこの12歳の美少女主人に用心棒として雇われる。お客さんは主に妖怪の類の土竜屋の周りで起きる妖怪が絡んだ事件の解決も嫌とは言えない性格から引き受けゴタゴタに巻き込まれる平馬とモグラのムグラさまや可愛い主人のお熊ちゃんなどユーモラスな登場人物たちで読み易かったです。2017/11/04

まつけん

8
地元縁の作家さんということで手にとった一冊。時代は江戸、甲州道中の第一宿、内藤新宿にある薄暗くて、じめっとしていて、居心地のいい(?)宿場一小さな旅籠"土龍屋"の菩薩笑顔の幼い女将 お熊ちゃん、成り行きで宿の用心棒となった不遇の脱藩浪人 楠岡平馬、そして、宿の守り神(?)地獄の閻魔様の眷属 百年土竜 ムグラ様が、奇々怪々な事件から宿や宿場町を守る。まさに「のほほんモノノケ小説」という軽い感じで楽しめました。2021/04/24

あかんべ

7
軽い読み物として、楽しませていただいた。当節このような妖怪物が多く出版されているが、多いだけにかなり思い切ったオリジナリティーがないと、生き残れない。2017/01/02

R2

6
摩訶不思議な設定だけど人情深っくって、ドストライク。江戸は内藤新宿、この時代と化物は相性が良すぎるだろ。登場人物のキャラがマンガみたいで面白~い。お熊ちゃんの笑顔は卑怯だよ!2014/03/27

ネムコ

6
もののけ×江戸時代な小説が流行りですね。他人から頼まれるとイヤとは言えないヘタレ脱藩浪人・平馬と百年土竜のムグラさま、そして風通しの悪いじめじめした部屋が好き、という奇妙な嗜好の宿屋の跡継ぎ少女・お熊の三人が営む内藤新宿の小さな宿屋が舞台。最初はちょっと…と思いましたが、結構ハデな展開あり、恩返しあり、人情噺ありとだんだん面白くなってきました。つづくの? ひょっとしたら買ってしまうかも…(^^;)2013/03/21

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