文春文庫<br> 火群のごとく

個数:1
紙書籍版価格 ¥748
  • 電子書籍
  • Reader

文春文庫
火群のごとく

  • 著者名:あさのあつこ
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 文藝春秋(2013/08発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167722128
  • NDC分類:913.6

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

山河豊かな小舞(おまい)藩、父代わりの兄を何者かに殺された林弥(りんや)は友らに支えられ剣の稽古に励む日々を送るが、江戸から来た家老の息子・透馬との出会いから運命が動きだす。やがて藩の政争と陰謀が少年たちをも巻き込み……。身分や立場の差を超えてつながる少年剣士の成長に清々しい風が吹く、著者の新たな代表作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

73
あさのあつこさんの時代小説はやっぱりいいですね。兄を殺害された林弥は江戸から来た透馬と出会ったことで運命が変わっていきます。まさにボーイ・ミッツ・ボーイですね。やがて政争や陰謀が少年たちに襲いかかるのにハラハラさせられました。小舞藩の山河豊かな情景が浮かび、危うい立場の少年たちに惹き込まれます。切ない結末ですが、最後に未来への希望が見えて爽やかな気持ちになりました。少年剣士たちの成長が清々しかったです。2015/08/19

ふじさん

38
再読。身分も生い立ちも違う4人の若者を描いた青春時代小説。兄を殺された林弥は仲間と共に運命に翻弄されながらも真実に迫る、様々な葛藤を超えて成長する少年の姿が清々しい。 2020/06/06

真理そら

25
少年が大人になっていくときの独特の雰囲気を描くのがうまい作家さんだとしみじみ思う。2018/12/03

鍵ちゃん

15
山河豊かな小舞藩、父代わりの兄を何者かに殺された林弥は友らに支えられ剣の稽古に励む日々を送るが、江戸から来た家老の息子・透馬と出逢いから運命が動き出す。やがて藩の政争と陰謀が少年たちをも巻き込む…。身分や立場の差を超えてつながる少年剣士の成長に清々しい風が吹く。内容が少しありきたり感じがした。最後のどんでん返しも予想通り気味で物足りない。だけど少年の心理を描いたら天下一品だな。2021/02/02

はるき

14
あさのあつこの描く少年像に、今回も熱くなった。 尊敬する兄を亡くし、兄嫁への恋心に身を焦がす。仲間、家、藩。自らの周りに広がる大きな何かに押しつぶされそうだった林弥の元に現れたのは、型破りな少年。少年達が男になろうとする様を、瑞々しくも残酷に描く筆力には脱帽だ。残酷で無残で、血なまぐさい世界を少年たちがどう生きるのか。過酷な未来は見たくない。 今ここにしかない一瞬を切り取った。鮮やかな快作だ。2014/11/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6850457
  • ご注意事項
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数3件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす