フラワーコミックス Piece（１０）

著者名：芦原妃名子【著】

小学館（2013/11発売）

• ISBN：9784091352682

内容説明

累計120万部突破の大HIT作！！「砂時計」に続く、芦原妃名子の意欲作、TVドラマも大人気だった「Piece」が、ついに10巻をもって完結する！！通常より増ページにてお届けする、芦原妃名子渾身の結末を是非見届けてください！！戦慄と感動の、最終巻です！！「私は成海と出会って笑い方と泣き方を覚えた・・・・」名古屋から東京に戻り、成海の家を訪ねた水帆。それは、成海が20歳の誕生日を迎える日の前日だった。成海は、20歳になると同時に、母親・理沙子の扶養を外れ、家を出て行かなければならないことになっているのだ。その夜、成海への想いを初めて口に出して伝えた水帆。そして、二人の関係に大きな変化が訪れて・・・！？大反響のラブサスペンス、ついに完結！！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[すみの]

完結。最後の最後で?みたいな…。一気読みしたい面白さを感じたが、成海母の子供(比呂と皓)への愛情や子育てに疑問を感じ彼らが可愛そうに何度も思った。それでも比呂にとってはるかの存在が、皓にとって水帆のそれが彼らを変えるきっかけのひとつになったのではないか。家庭や家族にトラブルがあったり、一歩家の外に出てもストレスの多い世の中、登場人物それぞれのように小さくても何かアクションを起こすことも大事なんだと。気がかりはやはり比呂と皓のこの先。どうなっているのでしょうね。

2016/03/14

[玉響]

レンタル。誰もが自分に足りないものを持ち、それらのピースを探すようにお互いに補い合っていたんだ。全てのピースが揃った今、あなたの断片を見る事ができました。それと同時に失ってしまったあなたの温もり。ぽっかり空いた胸の中の隙間にふとあなたを思い出す。優しい時間をありがとう。どうしようもない程子供だったあの頃の時間はもうおしまい。これからは自分の足で立ち、誰にも壊されない、支配されない世界を。私は今でも自分の欠片を探しているのかもしれない。それでも、前へ。ギリギリのバランスで。選ぶのはいつも私自身なのだから――

2015/07/28

[はちこ]

終わったね、じゃないよ！色々解決しないままに終わったし、それどころかラストで寒気すら覚えたよ。水帆が皓を知りたくて買い漁った成海母の著書がまさかあんなふうに繋がっていくとは……水帆も観察対象ですか。移動図書館のお兄さん(おじさんだ、もう)の水帆に対する「まともな大人になれない」発言といい、皓と比呂がこの先どう生きていくかといい、もうーっ。もやもや！でも「記憶の改ざんくらいしたって誰にも迷惑かかんない」は名言。しあわせな改ざんならいいじゃない。

2014/04/22

[ソラ]

B:展開が面白くて最後まで楽しく読めた。ただ、ラストシーンはなかなかぞわっとした

2013/07/06

[そらねこ]

最後まで一気読みでした。久々に秀逸な漫画に出会えた。これは少女漫画の枠に囚われず読んで欲しい。1，2巻無料を読んで速攻全巻買いに走りました。最後の収束をどうするのか、フツーに少女漫画として終わるのか…ちょっと怖かったけど結果素晴らしい終わり方だった。人は人に愛されたい、混じり合いたいと思っても本当には分かり合えない。たとえ親子でも恋人でも友達でも。でも人は人と関わり合って生きていく。迷走しなが自分で決めて傷ついても前に進むしかない。そうして図太いおばさんが出来るのですよ～♡(ΦωΦ)ﾌﾌﾌ…

2016/09/27