フラワーコミックス Piece（２）

著者名：芦原妃名子【著】

小学館（2013/03発売）

• ISBN：9784091323965

内容説明

折口（おりぐち）はるかの「過去」を調べるうち、高校時代のアイドル・瀬戸内円（せとうちまどか）に対するストーカー事件に辿（たど）り着く水帆（みずほ）。はるかとは接点のなさそうな円だったけれど、なんとその先に「はるかが教師と不倫していた」という疑惑が浮かび上がる。そして同時に、水帆の中で封印していた成海（なるみ）への想（おも）いもふくらみ続け、ついに…！？芦原妃名子の新感覚ラブサスペンス、待望の第2巻！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[雪紫]

３巻まで期間限定無料の電子書籍にて読了。ドライな水帆から描かれる周囲の鬱屈と理解されることへの放棄（宮本先生のくだり・・・）。瀬戸内さんも正し過ぎるゆえに、いい子過ぎるゆえに完璧じゃない。だからこそ憧れるのも無理ないというか・・・。

2021/04/20

[玉響]

電子書籍無料版にて読了。君の瞳に映る世界を、想いを、感情を、ただ共有したかった――私の中で急激に現実味を帯び、形どられていく「折口はるか」という人物像。過去を辿る中で水帆の元に集まった同級生たち。彼等によって少しずつ人に関わろうとする様子に私までついつい嬉しくなります。誰かと全てを分り合う事はきっと難しい。けれど、混ざる事によって同じ温度を、時間を、空間を共有する事ができるのです。折口さんはその事を優しく、そっと囁くように教えてくれたような気がします。世界が優しく回る瞬間があるのだと――

2015/07/15

[どあら]

無料試し読みにて読了。宮本先生親子の話がホロリとなりました…🥲

2023/09/09

[ソラ]

折口さんという人の人物像が次々と明らかになっていく。良い人じゃん、折口さん。それにしても最後になって一気に不穏な空気に

2013/01/14

[はちこ]

水帆の言う通りで、知れば知る程折口さんが色を持ってくる。そして折口さんの彼は誰なんでしょう？何重にも伏線が張られていて、先が読めないー！恋愛以外の要素でも、否、寧ろこの巻では恋愛以外のものを見せてもらったような気がします。白ストーカーさんに黒ストーカーさん、ダメな大人に不器用な先生に、ひたむきで可愛すぎる息子さんに。

2014/04/07