内容説明
店に現れた南町奉行・鳥居耀蔵をきつい口調で追い返してからというもの、落ち着かない日々を過ごす女将の小鈴。完全に敵となった鳥居は次に何を仕掛けてくるのか。そして、仲間の日之助の正体は噂の盗人・紅蜘蛛小僧だという鳥居の指摘……。母に惚れた男たちの人生が狂ってゆくのを、やるせない思いで見つめる小鈴にさらなる悲劇が――。大人気シリーズ、感涙の第九弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
71
店に現れた鳥居耀藏を追い返した小鈴と仲間に試練の時が来る。はっきりと敵となった鳥居の諫計の前に追い詰められていく仲間たち。母を愛し、小鈴を守ってくれる三人の男たちの人生が狂っていくのをなすすべもなく見つめる小鈴。世直し一揆を目論む大塩平八郎一派にも幕府の刺客が迫る。そして、男たちのひとりが天のおこうの元へ旅だった……。2015/05/31
ぶんぶん
16
【図書館】「わけあり酒場」第9弾! 日之助が「紅蜘蛛小僧」として、捕まった。 あの手この手で鳥居耀蔵を揺さぶる星川と源蔵、果たして日之助の運命は・・・しかし、運命は思わぬ処からやって来た。 「星の河」このサブタイトルが泣かせる、残り一巻どう仕上げてくれるのか。 続いて最終巻へ!2025/05/18
calaf
16
タイトルは星の河。なるほどねぇ...でも、この後は...2014/03/12
サンディK32
14
前巻、最後に小鈴の思わず飛び出した一言で救われた命。星川さんが遂に、いや、漸く星の河を渡り、おこうの元へ… 感涙もののラストシーンでしたが、七巻までの過程が嘘のような激しい展開に連読が止まらないです。2016/07/05
春
11
タイトル的にもタイミング的にも、あの人とお別れだろうとわかっていながら読んだのですが、主要人物がいなくなるのはさみしいですね。2015/10/09