内容説明
居酒屋〈小鈴〉に、酒樽とするめが相次いで置き去りにされた。謎々のような出来事の理由を探るうち、小鈴は亡母の思いがけない顔に辿り着く。一方、大坂の乱で爆死したはずの大塩平八郎は、幕府転覆の同志を募るため、葛飾北斎の居所を探り当てていた……。大好評シリーズ第五弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
70
小鈴の父、戸田吟斎が書いた『巴里物語』は、仏蘭西の市民革命の様子を描き幕府打倒をめざす男達の心に深く浸透した。本がつなぐ連帯感は大塩平八郎を中心に、葛飾北斎、市川団十郎などの文人から幕臣にも広がっていった。ところが、戸田自身の心には疑念が生まれる。「市井の人々にとって、自由は嬉しいものなのか」。シリーズ折り返しのこの巻は、〈わけあり居酒屋〉の関係者がそれぞれの分野で活躍する。物語の支流とも言える小さなミステリーがこのシリーズの大きな魅力。和んでいるところで大塩平八郎に刺客の刃が迫り、物語は風雲急を告げる。2015/05/10
baba
29
葛飾北斎の助けで大塩平八郎が動き出し、いよいよ先が見えてくるかと思っていたらまさかの戸田吟斎の裏切り、悪役鳥居耀蔵もここではちょっといい男。2016/02/16
とく だま
20
前巻で金さんが登場するが、この巻で耀蔵の酷薄さや身勝手さが表出してくると、歴史的な絡みを感じる。史実は別にして耀蔵は悪役が似合うようだ?!歴史の大きな流れに繊細な関わりを持ちながら日々の事件を解いてゆく小鈴と居酒屋に訪れる人々!深く浅く・・どっちやねん・・楽しめる。さて、ここで本切れ、あぁぁぁぁぁ・・Σ(・ω・ノ)ノ!2017/01/11
ぶんぶん
17
【図書館】いよいよ、本筋に近付いて来た。 死んだはずの大塩平八郎が活きていたという設定が活きてくる。 自由と連帯を求める物語、遂に小鈴は「逃がし屋」の意思を継ぐ決心を・・・どう転ぶのか判らなくなって来た、以下次号に!2025/05/09
calaf
15
親の心子知らず、子の心親知らず...なのかなぁ...2013/05/15




