内容説明
居酒屋〈小鈴〉のなじみ客で絵師の葛飾北斎は、本丸目付・鳥居耀蔵の謀略によって幕府に追われる身となってしまう。しかも齢八十ながら頑健である北斎が、ひょんなことから足を痛めてしまう。お上に目をつけられた者を助ける裏稼業“逃がし屋”となった小鈴と仲間たちが、足を怪我した北斎のためにひねり出した奇計とは――!?
時代小説の俊英・風野真知雄氏が紡ぐ人気シリーズの第7弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
67
「男たちよ、逃げなさい。もう一度、戦うために」。居酒屋〈小鈴〉のなじみ客・葛飾北斎に鳥居耀藏の手が迫る。開明派をとことん弾圧するため、著名な北斎にでっち上げの罪を被せ、幕府に抵抗する勢力を挫くのが狙いだ。齢八十の老絵師が耐えられるはずもない。母おこうの遺志を受け継いだ裏稼業〈逃がし屋〉として、仲間たちと奇策を講じた小鈴。シリーズ第7作。2015/05/30
calaf
22
やはり、この世の中には勘の鋭い人と鈍い人とがいるのかなぁ...これで葛飾北斎はほとぼりが覚めるまで、登場しなくなるのか...一体何巻先? (笑)2013/11/20
ぶんぶん
17
【図書館】「わけあり酒場」も、もう7巻。 今回のお話しは、鳥居耀蔵に眼を付けられた北斎を逃がす事だった。 しかし、北斎は足を怪我して歩けない。 さあどうする・・・徐々に終盤に差し掛かり、風野氏の風呂敷をたたむのが、見えて来た様だ。 さて、どうなる事やら・・・2025/05/17
ひかつば@呑ん読会堪能中
16
わけあり酒場の第7弾。いよいよ北斎を逃がすことになるのだが、鳥居耀蔵一派の動きがこれまでより鈍いのか、あまりハラハラするところがなく、脇の謎解きも含めて、全体的にのんびりした雰囲気だった。そんな中で、星川が興味を抱いた古い瓦版、今やわけあり酒場の板前として欠かせない日之助の過去を思うと何とも続きが気になる。2012/12/02
サンディK32
12
「逃がし屋稼業」のネタで話しがどんどん進むのかと思いきや、相変わらずのドタバタ劇場。 裏の方は北斎画伯で手一杯、大塩さんはどうなるのかな。 さらに続く…2016/07/03
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