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内容説明
パリへの応援出張からラオに戻った空土(からど)を待っていたのは、激化する民主化運動の波だった。しかもそのリーダーは、空土ともいい感じの仲だった王女・ケイト。彼女と会いたいという思いとは裏腹に、空土たちには国外退避勧告が下ってしまう。果たして空土たちラオで働く日本人の運命は? そしてラオ王国の行き着く先は? 海外で働くことの意味と醍醐味をギュッと詰め込んだ感動の最終巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たべもも
16
★★★★★。ヤバイ、予想外に面白かった。前巻のきな臭い流れからラオ国内紛の流れになるのですが、こう言った国づくりのお話は自分の琴線に触れるのです(泣)。もっとこの漫画の世界観に浸っていたかったけど、ダラダラするより面白いまま潔くケリつけたこの感じ嫌いじゃないです。面白くて大満足です。2014/12/15
ミヤマ
5
完結。おそらくは打ち切りに近かったんだろうなと思うのだけど、私は楽しませてもらいました。この結末は作者さんなりの革命というものに対する回答で良いのかな。理想かどうかはわからないけれど、民衆の熱い情熱が、悲劇を生まない世界になることを祈ります。もう少し作品世界が広がるのを見れなかったのが残念だけど、良い結末でした。2014/03/30
お気楽担当H
5
もう少し続いて欲しかったな、と思うので丁度良い終わりだったのかも知れません。アラブの春やら現実はなかなか血生臭かったりする中、無血革命は良かったと思う。しかしマナミレポートだったか?、そんな凄いことやってたんですね。その割りに終盤の活躍がなかったのは寂しい。最後に空土がやって見せた言葉が通じなくても伝えようとする姿は本作の基本でありメインテーマだったような気がする。今度はスピンオフ?でケイトと空土の異文化婚もしくは格差婚なんて駄目ですかね。2013/05/27
al
4
ずるずると続いて間延びする作品は好きじゃない。でもこの作品は、少なくとも10巻分は読みたいと思っていた。「人と人が出会って なにもおきないわけありませんよ」という大使の台詞、心が震えた。国や文化の垣根を軽々と飛び越えるような言葉だった。都合のよい物語だとも言えるけれど、とても心が温かくなる作品だった。色々なキャラクターがいるので、最後は皆の活躍を見たかったかな。そういう意味ではちょっと心残りも。作者が意を決してこの作品を描いてくれて、そして私はそれを読むことができて、本当によかったと思う。2013/05/26
mt.gucti
2
作者の体験から作品に昇華するデビュー作は多々あれど、経験を積んでから、一つの作品として作られている物は、構成が完成していて 本当に楽しく、安心して読めますね。2025/07/09
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