内容説明
いつも通りにイルゼシュタイン城を訪れるライルだったが、イルザの策略にはまり、半ば攫われるような形で王家のプライヴェートビーチがある行楽地・へクセンブルグに連れ出されてしまう。最後の魔女・エルルーア所縁の地でもあるというヘクセンブルグでライルはエルルーアの最初の工房を発見する。その始まりの地でライルが見た物とは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
仔羊
13
イルザのNTRから始まった水着回(多分)。ライルの魔術的な暴走でマリーアは一時揺さぶれてはいたが、どのヒロインも芯がしっかりしているのがいいですね。ルーナリアが確かに成長しているのが分かるが、前途多難な決闘をしたものですね…(笑)。少年に贈られる遺産や暗躍がどう変化していくのか期待です。ここでようやくタイトルの意義が出てきてほっとしました。ルーナリアのトレースがいやにリアル。そしてそのツェツィーリアが一番ヒロインらしい(爆)2013/05/13
524
12
☆9↑↑ 【宿敵と書いてともと読む】魔法と科学が支配する世界のファンタジーラブコメの3巻。1巻では微妙な評価を下したが、この作品は確実に面白くなってきている。チート級の能力を持つ主人公の動かし方がただの俺TUEEにならずにラブコメへ転換できているのが大きいかな。それにしてもマリーアとルーナリア、この二人の関係は見ていてドキドキするね。互いに女を磨いていってる、いわばライバルといっていいだろう。自分は断然マリーア派だが二人の今後が楽しみである。【お気に入りキャラ:マリーア】2013/06/01
しぇん
11
ライル凄すぎますね。キレた時のチートな戦闘力もですが、陰謀でラッキースケベに追いやられても冷静に対処し生き延びるとは……。そして正ヒロイン達が100ページくらいまでまともに出てこないとは。合流も200P超えてますしね。まぁ、そんな展開も面白かったです。 そして後書きで作者に殺害予告されるライルの明日はどっちでしょう。デビュー作で主人公をある意味殺してる前科があるので、続きを楽しみに読みたいと思います。2013/11/12
はす
10
読了。いやー、面白かった。ライルが完全に人間やめちゃってんじゃないかと思うくらい強すぎて少々びっくりしたけど、これくらいやれないとあんな目標持てないか。/恋愛戦、マリーア勝利確定じゃないですかーからのルーナリアの挽回宣言とは、面白くなってきたね。ツェツィーリアがメイン張ってた気がするのに影が薄くなっちゃったのがあれだけど。/次巻も期待です。2013/05/20
晦夢
9
長期休暇に入り、ライルはイルザに連れられ最後の魔女の所縁の地を訪れていた。そこでゆっくりと出来るわけもなく、有名な研究者であるドクトル・ベルグマンと出会う。イルザの策略でツェツィーリアとのラブコメを繰り広げるライル。ツェツィーリア可愛い。主人公覚醒の瞬間ってのはいいものだなと確信した。幻想種と人間の確執はいよいよ危ないものに。恋愛の戦争も激しくなっている。次巻も楽しみ。2015/01/31