内容説明
デル・カスティーリョ家の次男レイと婚約した双子の姉に頼み込まれ、リナは急遽、姉の代役を演じるはめになった。「来てくれたんだね」空港に迎えに来たレイは、端整な顔をほころばせ、愛撫するような声でリナにささやきかけた。日に焼けたとびきりセクシーな姉の婚約者に、リナはたちまち心奪われる。だめよ、絶対に身代わりだと気づかれないようにしなきゃ。■妙だな。彼女はこんなにはにかみ屋だっただろうか?便宜的なフィアンセを深く知らないとはいえ、まるで別人みたいだ。不審に思ったレイがいたずら心を出し、リナにキスしようとすると……。■“真実と誇りと愛によって生きることを学ばぬと一族は9代目で滅びる”――呪いの伝説を恐れる祖父を安心させるため、偽装婚約したレイ。すり替わったフィアンセをからかうつもりで始めた誘惑は……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
2
イヴォンヌさんの作品を読むたびに思うんだけど、倫理観に問題ありなのでは…姉の行動も自分勝手だけど、ヒロインもヒーローを二週間も騙し続けて、挙句に自分から関係を迫っておいて、ヒーローが嘘を見破って自分を試していたと腹を立てるなんて、お門違いもいいところではないかと、読んでてムカついてしまった。ましてや姉のフィアンセ相手なのに、いくら恋をしたって言っても、二週間で我慢の限界が切れるなんて、節操がなさすぎ…ある意味、元婚約者を味噌カスに言う権利は無いよなぁ。最後にヒーローが謝罪して、丸く収まるけど、違う気がする2015/11/11
きき
1
大富豪兄弟物は幾つか読んでるのだけど大体長男のお話が1番好き。こちらを購入したのも長男夫婦のアレックスとローレンのその後が気になったから。肝心のこちらのヒーローヒロインはイマイチかなぁ。双子の入れ替わりものはスッキリしないな。それが結婚とかに絡む場合は特に。2016/05/23