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内容説明
「日本人は今、何の病気で、どのように死んでいるのか?」私たちが、理想の医療を受けるために不可欠な情報ですが、必ずしも正しく伝えられてはいません。本書では、千を超える方々の最期を看取った現役医師が、終末期の現実を明らかにし、どんな病気でも後悔のない最期を迎える方法を解説します。著者の一貫した主張は、「ほとんどの病気において、治療が有効ではない段階が来る。そこからは苦しく辛いだけの延命治療は控えて、自分のため家族のための最期の時間を大切にすべき」ということ。「平穏死」したい人と、その家族のために、治療と終末期の知識を著者が丁寧に解説します。小説のようなエピソードが豊富。読みやすくて、感動できる一冊。
目次
第1部 後悔しない最期のための基礎知識(日本人は今、何で死ぬのか 病気別の死因について)
第2部 病気ごとにまったく異なる「後悔しない死に方」(がん 自分の力を行使しうる病気、しにくい病気 心疾患、肺疾患 医師の世代によって、終末期の医療に差が生じる 脳血管疾患の一部、認知症、老衰 心筋梗塞の一部、致死的不整脈、重症くも膜下出血、不慮の事故死、自殺 腎不全について 健康)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほじゅどー
19
★★★★★千人を超える最期を看取った緩和医療医の主張。「ほとんどの病気には治療が効かない段階が来る。そこからの苦しいだけの延命治療は控えて、自分のため家族のための最後の時間を大切にすべき。」自分がそうなったらどうするか?人によって答えは違う。本人でさえ考えは揺れ動く。本人が死にたいと思っても家族は延命を望むもの。本人と家族の思いは異なって当然。だからあらかじめ家族と話し合っておくことが大事。死ぬ時に後悔しないために、今何をすべきなのか?健康はあくまでもより良き生を生きるための手段。今、何をすべきか。。。2014/11/08
ochatomo
10
がんの悪液質、肺の人工呼吸器装着、胃ろう手術の解説がある がんは別としてその他の死因は突然おきるものであり、健康な時から「いざとなったどうしたいか」考えて話し合っておきたい 本人と家族では、“もう死にたい”“いや死なせたくない”と対立するものなので 2013刊2022/08/14
lunaluna
2
父が癌の末期だとわかった時、最後まで父らしく、苦しむことなくなく自分の最期を迎えるにはどうすれば良いのかを模索しながら『病院で死ぬということ』谷崎章郎を読んた。 私と同じ年の親友が癌の末期だと知った今、彼女に家族と一緒に悔いのない一生を全うして欲しいと思ってこの本を手にした。 いつかは訪れる死。その死と向き合い、最期まで自分らしく後悔せず生きていくか、全ての人に語りかける。自分はまだ生きている。その命を大切にして毎日を生きなくてはいけない。親友のために買った本が、自分の死と人生を見つめ直す本となっていた。2014/07/26
かんな
2
著者のブログを毎回拝見しています。PPKが理想ですが緊急時に備えて「意思表示」が大事ですね(-_-)/2014/05/07
とろの
1
何年も積ん読本として眠っていたが、身近な人を癌で亡くしたのをきっかけに読破。数多くの現場を見てきた筆者の実感からの言葉に、ずいぶんと励まされ、また自分の死にについても考えた一冊。2017/06/19
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