- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
日本一高名な文豪・夏目漱石と彼を取り巻く友人、弟子達の姿を描き好評を博している4コマ漫画、最終4巻が登場。著者香日ゆらが自身の手で文献にあたり描き起こした漱石先生の日々。そしてその日々の終焉…。いや語り継がれていく限り、先生は生き続けている! ほんわか、だけど少しせつない明治文壇4コマ堂々の完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
46
最後の頁まで読んで、どうして自分が夏目漱石を読む時に感じるのが難しさよりも郷愁なのか知れた。それは私と私の『先生』の日々を思い出すからだ。沢山の人に色々な事を教わってきた。だけど私が真っ先に『先生』と呼ぶのはその人で。半年間ずっと『こころ』だった。定期テストなんて当然あれな物で、先生もいい加減だった。だけど放課後になる度に『先生?』と訪ねるのが何よりの一時だった。日本人の殆どは一度は漱石を読む。望むと望まざると多分高校生の時に。先生の事を知る度にその当時の自分を思い出す。だから強烈なノスタルジアがあるのだ2016/06/19
ひめありす@灯れ松明の火
40
とは言ったものの、最後の最後までやっぱり先生も、先生のお弟子さんもお友達も変な人ばっかりでした。それぞれの言いきれない寂しさを抱えているのに、あーやっぱりこういう風になるのかーと先生の死後の様子もさもありなんという感じです。ナボコフとか光源氏になっちゃ駄目だよーとか萌えという単語がもう半世紀前から存在していたらなーとか、お墓はシンプルイズベストにしましょうよーとかそんな感じです。第四次新潮組はここから本格参戦。先生の葬儀の席で森鴎外に邂逅してギラリしてしまう芥川とかやっぱりドラマティックだなあと思います。2016/06/19
藤月はな(灯れ松明の火)
25
日本を代表する絵画、幻想も含む文学、哲学の巨匠たちが夏目漱石先生にメロメロなのに本当に吃驚しました。本当に人タラシなんだ(笑)しかし、先生の潔癖で謙虚な心は弟子や奥さんに伝わりにくかったんですね・・・・・。中勘介の手紙は岩波文庫の「菩提樹の下」でも読んだけど改めて漫画で読むと際どすぎます・・・・。是公ェ。そして寺田寅彦の夏目漱石先生の心情を汲み取った行動にしんみりしてしまいます。「夏目金之助」という一個人の歴史や人間関係及び思いを描き切った香月ゆらさん、お疲れ様でした。素敵な漫画をありがとうございます^^2012/12/03
星野流人
21
文豪・夏目漱石こと夏目金之助の生涯を描いた4コマシリーズも、ついに最終巻。修善寺の大患から夏目先生の御逝去まで。夏目先生の逝ってしまうシーンや、いざ葬式という場面ではついうっかり泣きそうになってしまった。この作品に出逢うまでは単なる数多く存在する文豪の内の1人だった夏目先生が、今となっては愛すべき師になったかのようにも感じられる。物語のラスト、夏目先生と弟子の関係を描いた4コマが印象深い。1人の文豪の人間的な魅力を十二分に伝えてくれる、非常におもしろい作品でした。完結おめでとうございます。 9/10点2012/11/23
Sa
18
ついに終わってしまいました。勉強の合間に読んでいたのですが、どんどん夏目先生の人柄に引き込まれ、また周りの夏目先生を慕う方々の個性的な性格がとてもおもしろかったです。先生の笑っている姿はとてもかわいく、また先生の文学などいろいろな話を話す姿はとてもかっこよかったんだろうと思います。ぐうぐうぐうぐう、蛙の声真似してる先生を見てみたいものです。2013/02/22
-
- 電子書籍
- キラーチューバー 5 トレモア・スプラ…
-
- 電子書籍
- 【分冊版】恋愛マトリョシカガール (1…
-
- 電子書籍
- 絶食彼氏攻略せよ【マイクロ】(15) …
-
- 電子書籍
- かげきしょうじょ!![1話売り] 第3…
-
- 電子書籍
- 江戸の哀花 集英社文庫