プリンセス・コミックス ガーフレット寮の羊たち １

著者名：もとなおこ

秋田書店（2014/06発売）

• ISBN：9784253270267

内容説明

1870年代のイギリス、パブリックスクールへ入学したアーネスト。そこは個性的な生徒たちが集まる伝統校で…!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ヒロ＠いつも心に太陽を！]

《英国のﾊﾟﾌﾞﾘｯｸｽｸｰﾙ｡貴族と上流階級の子息たちのための全寮制男子校》舞台がすでに好みな一冊､面白かった(>∨<*)!!古きよき19世紀の､燕尾服風制服に身を包んだ少年たちもいいじゃないか!!ｱｰﾈｽﾄが入寮したｶﾞｰﾌﾚｯﾄ寮では一人の上級生(ﾌｧｸﾞ･ﾏｽﾀｰ)に一人の新入生(ﾌｧｸﾞﾎﾞｰｲ)がつき､先輩の命令に従って雑務こなす一方で､先輩に守られ導かれて成長する仕組み｡次期寮長候補であるﾚｽﾀｰﾍﾞﾘｰについた彼がこれからどんな生活を送るのか､ｽﾀﾝﾘｰはなぜ彼を嫌うのか､続きも楽しみ♪

2013/07/06

[はるき]

名門寄宿学校で起こる男の子たちの青春グラフティー開幕。思春期の男の子たちが衣食住を共にして一緒に学んで競う。女性作家の視点で綴られる眩い世界観が１００点満点。

2016/06/13

[さよむ]

19世紀末、イギリス、パブリックスクール...もう大好きな設定です。しかもなかなか本格的。興味を惹かれるキャラクターばかりで、特に上級生は威厳があってかっこいいですね。多感な少年達でしか造り上げられないものがある！そういうものを全部詰め込んだお話です。

2015/11/21

[ぱんちゃん]

［レンタル］どっしりとした青春ものです。情報量が多いのに重たくはなく、むしろワクワク！1870年、英国の貴族や上流階級のご子息が暮らす寮での話です。イメージとしてはケストナーの『飛ぶ教室』を心根はそのままに調度品をもっと高級にして『Landreaall』の騎士の精神と国の在り方を振りかけた感じと言いましょうか。新入生の視点から寮長や監督性を見るのですが、どの登場人物も癖があって、言葉の駆け引きや詩的な台詞が大ヒットでした。あー、手元に置きたい。これは良書の予感です。

2015/05/09

[しき]

英国名門パブリックスクールでの少年たちの日常と友情の物語……、だけになるのかなぁ？と思っていたら！主人公アーネストの平穏をかきまわし、壊してしまいそうな、レディ・ヴィクトリアンのお兄様ことマーティン卿まで登場ですわよ！！腹ぐ……、もといきまぐれな上級生のもとで、アーネストはどんなふうに成長していくか、続きがホント楽しみな作品だと思う。

2012/11/16