角川ビーンズ文庫<br> シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と水の王様

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角川ビーンズ文庫
シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と水の王様

  • ISBN:9784041005026

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内容説明

「アン。責任を放棄する者に、銀砂糖師と名乗る資格はない」寿命が訪れ、消えかけている湖水の妖精ミスリル。彼を救うため、銀砂糖師アンはシャルと一緒に瀕死の状態から甦った妖精ラファルを探すことを決意する。そのため、一時的に銀砂糖妖精の仕事から離れたいとアンはヒューに願い出るが、許されない。銀砂糖師としての責任を問われ、アンは王家勲章を返上することになって!? 大人気シリーズ待望の【砂糖林檎編】突入!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

70
大切な人の為に砂糖菓子を作ることを決めたアン。誰が褒めても笑っても、一番身近な人が笑ってくれないなら、それは本当に作りたいものじゃない。ヒューとキャットの男気にキュンとしつつ、やっぱり今回はミスリルかな。水の王様の戴冠式のシーンがすごく素敵でいいなあ。私なら三人の妖精王が治める国よりも、ミスリルが王様の国がいい。長閑で平和で、皆がよく働いてよく笑う、小さくて住みよい国になりそうで。シャルはリミッタ―解除?卍解?案と一緒にお茶を吹きこぼしそうになったけど、表紙の彼が穏やかに笑うからよかったなあと思いました。2014/06/11

みちゃ

62
第10弾・水の王様、砂糖林檎編、突入!緊張感漂う中で、ミスリルが、癒しでした。水の王様って、そういう意味なのね!妖精王ミスリルに和みました。本当にこんな王様だったらいいと思う。一番大切なものをミスリルはちゃんと持ってる。アンが作った王冠の砂糖菓子、素敵でした。大きいのはいいことだ。ラスト直前、アンの心をずっと縛っていた躊躇いをシンプルな言葉でようやく解きほぐしてあげたミスリルに、泣きそうに。この場面本当にいい。ミスリル大好き。だからこそ、アンの頑張りがミスリルの運命に勝ったのは嬉しかった!→2012/10/01

U

33
ミスリルかっこいいよミスリル。ラファルの国よりミスリルの国の方がずっといい。ラストもうわあああな展開でしたが、わたしの王様、とアンが心中で叫ぶところが一番印象に残っています。ミスリルはなにげにいっぱいアンに良いこと言ってるなあ。恋とか。なんとなく三人の中で一番大人びている、とずっと思ってきていたけどやっぱり思う。シャルは恋愛一年生だし。能力を失うっていうのが気になるけど、とにかく無事で良かったです。ルルさんイケメン過ぎる。エリルはどう変わるんだろう。アンは大丈夫だって信じてる、だって主人公だもん……!2012/10/02

翔(かける)

31
第10巻。寿命で消えかかっているミスリルを救うため、奇跡的な生還を果たしたラファルの秘密を探るアン。ラファルの目的地・最初の砂糖林檎の木を探す旅路の果てに…え、うそでしょ!?どうなるの!?とびっくりするラストが待ち受けています。三男坊の妖精・エリルが無邪気で、どうかやさしい子に育ってくださいと、謎の親目線で読んでいました。あと、妖精王・ミスリルの誕生ははずせない(笑)。義理人情に篤いミスリルの国民は、絶対幸せになれるでしょうね!寿命という運命に抗うのはアンのエゴだけど、やっぱり私もホッとしました。2018/02/07

さなだ

29
積読消化。 ミスリルを救うため、ラファルを探す決意をするが。 緊迫した場面でもミスリルの言葉がなごむ。いい王様です! …ラストが!ラストが!何てこと!2013/10/25

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