内容説明
悠太は幼いころから憧れていた千束と結婚、かねての念願だった作家としてのデビューを果たす。その一方で、父、母があいついで亡くなり、さらに桜子の息子武太郎が自らの出自に疑念を抱いて自殺する……。激動の七〇、八〇年代が描かれる自伝的大河小説シリーズ第四部。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遥かなる想い
93
名作『永遠の都』から続く大河小説の雲の都の第四部。自伝的小説もほぼ終わりに近づき、描くのは天安門からベルリンの壁崩壊あたりの時代。大河小説は本当に難しいと読みながら思った。悠太は千束と結婚、そして作家デビュー。そして時は流れ、悠太の子ども夏香と悠助もそれぞれの道を歩み始めるが、阪神大震災と地下鉄サリン事件が…という展開は面白いはずだが、永遠の都のころの緊迫感に 乏しくやはり現代は書きにくいのか、心をえぐるような書き込みが足りない。次巻で終わりだがどんな終わり方になるのか2013/04/23
TAKAMURA
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とにかく面白かったです。2017/03/29
アンコ椿
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長い物語も残り一冊で完結。2012/08/26
shokenmori
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kindleで購入2020/10/27