内容説明
「全部、同じじゃないですか」秋山忍と秋月マキシ渾身の作品を、そう切り捨てた異形の作家、姫萩紅葉。死した彼女の兄にして担当編集、姫萩九郎の遺志を継ぎ、俺たちは紅葉に会うため彼女の住む孤島に乗り込んだ。といっても兄、蘇ってるけどな、カラスになって。しかも島には立ち塞がる大量の罠と箒を構える最恐のメイド。って何ソレ!? 数々の障害によって夏野とはぐれた俺たちに、メイドは告げる。「--あの女なら、死んだよ」大人気不条理コメディ第5弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リプトン
29
九郎さんはまともなキャラだと思ったのに…結局というかやっぱりこの物語には変態しか出てこないですね(笑)。そして、もう夏野さん強すぎるよね、負ける姿が想像できないレベル。マキシの出番が少なめでしたが、地下での様子の詳細を読んでみたかったです。あと、あのドMは少ない出番の中でピンポイントで笑わせにくるなw相変わらずぶっとんでますが安定して楽しく読んでいけます。紅葉やメイドやカラスも加わり今後も楽しくなっていきそうです。2013/07/10
あなほりふくろう
22
シストーカーという言葉、初めて聞きました。そして犬、帯に隠れた肉球だけの存在かと思いきや、全てのボケを一手に引き受けちゃんと主人公して終にはハーレムメンバーゲット。やるじゃん。ご両親の紹介もそのうちだぞw 「マキシIN地下」とか佐茅さんとか大概おかしい(褒めてる)道中のあとで、クライマックスは作家の矜持、読者の叫びをまっすぐぶつけるという真っ向直球勝負。犬「俺はお前の読者だ」その熱量の高さがとても心地よいし、この作品の根源的な魅力ってここにあると思う。もひとつ、せめて紅葉さんはまともな人であって欲しい。2012/07/05
ちゃか
21
ツッコミどころは、どこだ・・・! 戦場超えてるメイドとか、元刑務所に定住してることとか、とんでもない罠設置してることとか・・・語り切れないほどあったね。トンデモな設定だってわかっているのに、読まずにいられない。腹筋がつらい。そして毎回なんであんなニッチな小説を紹介してるんだ。地雷をよける描写8割の小説って誰得。読書観とかいろいろ惹かれるところがある、気に入ってる作品。 2012/07/03
ごぅ。
20
作家・編集者・読者・中毒共の入り乱れ場外乱闘。。。あれ?これもう読書やら本やら関係なくもなくもないこともないかもしれない。。。書き手読み手双方の想いが熱かった。。。ちなみに(脳内Cv)カラス:小野大輔さん。。2012/09/17
Yobata
18
まぁひとこと言わせてもらえば…あのメイドのホウキはないだろ(笑。ぶっちゃけ夏野のハサ次郎もありえないけどね。これから紅葉も参戦してきて面白くなってきそうだね。2012/10/09