内容説明
大人気作家秋山忍こと夏野霧姫に飼われ、読書三昧な犬ライフ。そんな俺の下へ、秋山忍の担当編集である鈴菜が相談を持ちかけてきた。夏野を外に連れ出したいと言うのだが……「先生のためです」って、お前一体何を企んでいる? 案の定、出かけた先では、アイドル作家の秋月マキシに絡まれるわ、原稿を盗まれるわ--って待て、大問題だろそれ!! 原稿と犯人を追い新稲葉の街を駆け回る俺たちの、行き先に待っていたのは--!? 大人気不条理コメディ第4弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
36
盗まれた原稿と犯人を追い、新稲葉の町をアイドル作家秋月マキシと意地の張り合いによる喧嘩と勝負を繰り広げながら駆け回る第4巻。執筆スタイルの全然違う二人の物語作りのスタンス差が中々面白く、書く作品の雰囲気に合わせたゲームのBGMやアニメのOPEDを流しながら執筆活動をする私は感慨深くなりました。『好きな作家だから、好きなジャンルだから読む。それは満足のいく読書を求めるのに有効な手段だが、ふとした瞬間に手に取った本が思いがけない新しい世界を切り開いてくれた時、それは何物にも代えがたい読書の喜びを与えてくれる』2019/10/11
多田幾多
27
今回もキャラが濃すぎる子(アホの子)が登場……そしてまさかの原稿を盗まれると言う展開!だから執筆バトルって何?!超従神・グレート黒服って何だよ?!?!?んでまた犯人お前かい!!!な感じから一片、まさかのシリアス場面へからのまさかまさかの!春人と同じ奴が……続きが気になるぞこらぁ!!!2013/09/23
リプトン
26
新キャラのマキシが夏野さんのライバルキャラとしていい感じでした。しかし、やっぱりまともなキャラが出てこないなあ(笑)。キャラの掛け合いは安定の面白さで、今回はそれぞれの作家としての信念や読書論も熱かったですね。マキシさんはうざかわいくバカだけど好感が持てるキャラでした。そして、毎回ちょっと出てきたかと思えば夏野さんの餌食になるアフロが不憫すぎるw相変わらず安定して楽しく読んでいけますね。2013/07/09
ミモザ
23
★6.5 私、輝いてる!(キラキラ)マキシ登場。アホの子だった。 うーん、今回前半はそんな見どころなかったなぁ…。スロースタートなのがねぁ。 でも後半で一気に来た。そう、執筆戦(笑)その名を九連訪塔執筆戦。バベル崩壊、サグラダ・ファミリアが未完なのもこの戦いの激しさ故だとか…ってねぇよ!!超従神・グレート黒服には噴いた(笑) 次巻は紅葉に会いに行くし、カラスも出てきたし、ってことはあのメイドも…。大荒れの予感(ワクワク)2013/08/03
KEI
22
購入。相変わらず真面目にバカやってるなー。作家VS作家VS読者のガチバトルに、読書好きとして作品の好感度がうなぎ登り。マキシさんも意外に良いキャラしてるし、ウザ面倒くさい感じを生温かい目で見守っていきたい。犬に婚姻届書かせようとするデレ夏野さん可愛いよ。2012/03/25