内容説明
函館の数学エリート養成所「斐三郎(あやさぶろう)進学会」の卒業生たちが「黒い三角定規」の一員となりテロを画策しているとの情報が入った。数学好き中学生・浜村渚は武藤刑事と共に函館に向かう。五稜郭の数学的美しさに感動する渚だが、そこに最強の敵キューティー・オイラーが現れ……。絶好調数学ミステリー第三弾。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
射手座の天使あきちゃん
192
数学完全攻略ロールプレイング「渚ちゃんの大冒険」的な感覚で楽しめました(笑) 1stステージ:敵キャラ「えぴめにDeath」を背理法で攻撃した!→クリア 2ndステージ:親友セチとサイトウ君・コスダ君の三角関係を三角関数(sinθ・cosθ)を使って解説した→クリア 3rd:渚は武器「水色コンパス」を手に入れた・・・ それにしてもトロンとした瞳の渚ちゃんが益々かわゆい~!(笑)2015/04/10
takaC
157
どっぷり嵌っちゃってるので、もうどうでもいいのだけど、やっぱり簡単に人が死ぬのね。馬辺寺卓は自殺、今沢一樹殺人事件は作中作と、各種工夫でリアル殺人を回避してきたのかと一瞬思ったが、あっさり第log10000話で二人も爆死。ま、実際のところワールドワイドな視野で考えれば穴開きまくりのテロだし、そういうところを突っつく小説じゃないのだろう。これもまたミックス読みでlog100まではBirth、log1000以降は文庫で読んだ。これから逆パタンで復習します。2014/05/02
た〜
131
五稜郭があまりにも美しいせいで函館の人はヘンになってしまう!?(函館の皆さん冗談です。ご免なさい) 数学が芸術に対抗するような場面がシリーズ通して描かれているけれど、本当は両者は深く結びついているのですよね。五稜郭はその象徴かもしれません2012/06/20
まりも
125
数学大好き少女がテロ事件を解決しちゃう話3冊目。話としてはキュ―ティオイラーも再登場し、動物になぞらえた道産子FBIにラベンダー隊という個性的なメンツが集まる函館の話が一番面白かった。何か函館を観光した気分になりますね笑 数学要素としては恋愛の三角関係に例える事で三角関数という難しい問題を分かりやすく解説してくれたのが良かった。ただ「黒い三角定規」について進展が無かったのでちょっと飽きてきましたね。そろそろ変化が欲しい所です。2015/02/19
ダイ@2019.11.2~一時休止
123
連作短編集。今回は函館出張が面白かった。中でも五稜郭行ってみたくなったけど未だに北海道すら行ったことない。2018/03/29
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