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内容説明
震災につけ込む卑劣なるシロサギを喰う［震災復興詐欺］、
総額20億をせしめた女性秘書を喰う［秘書詐欺］、
宝条帝国に連なるシロサギを追う［劇場型詐欺］の3編を収録。
最新手口の劇場型詐欺に絡む詐欺会社、
証券会社「プレシャスファイナンス」を調べるうちに
宝条の闇への繋がりを見出した黒崎が、
果敢にも宝条グループへと切り込んでいく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜（いざよい）
7
「震災復興詐欺」「秘書詐欺」「劇場型詐欺」収録。震災で痛手を負った被害者をカモにするような詐欺、本当に虫酸が走る。傷口に塩を塗るような真似が出来る人間にはなりたくないもんだ。正義感の塊のような弁護士見習いのエリカちゃん、個人的には氷柱より好きかも。秘書という立場を利用して私腹を肥やしてきた国村。結局１人逮捕…寂しいもんだ。徐々に浮き彫りになってきた鷹宮の本性。叔父の宝条ですら利用しようとするしたたかさ。いずれ黒崎と直接対決かな。2017/12/24
yk
5
震災復興詐欺なんてのはクズの中のクズだな。実際こういうのでどうしょうもなくなった人がいると思うとつらいねー。次の鷹宮の話もきっついねー！でも何が正しいかわかんなくなってきた！2018/03/18
かやは
4
鷹宮先生のピラミッド理論は説得力あるけど、頂点に立つ人が責任感と愛をもって臨まないと不満が溜まってあっという間に足場がくずれると思う。大多数を支えるために自分たちがいるという自負とエリート意識が無いと成り立たない。先生は人として冷たいから誰もてっぺんとして神輿にかかげたがらないんじゃないかね。 2014/05/31
avalanche
3
震災復興詐欺の続き。東日本大震災に限らず様々な自然災害の多い日本においては、気を付けなければならない詐欺の一つだと思う。2017/08/27
FUU
3
鷹宮的な人は所謂エリートの中には普通にいる。例えばジムの共用スペースを汚したい放題汚しても全く片付けない裕福な人とか。お金払ってるから幾ら汚しても構わないって思想の持ち主。自分は選ばれし特別な者という思想が基になってるのだろうけど、そんな風に思える人は裸の王様。誠におめでたいことで2012/11/12
