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内容説明
“空間と空間を入れ替える能力”を持つ日比野光(ひびの・みつる)と、「その能力で世の間違いを正せ」と持ち掛ける一社高蔵(いっしゃ・こうぞう)。そんなふたりが始めた世直しは、とりあえず「車を運転しながら携帯電話を使っているやつを殺すこと」から始まった。世間で言うところの犯罪行為であろうとも、あくまで世のため人のため、精進と苦悩を重ねるふたりだが……。後戻りできない中3青春物語、さらにこじれる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kanon
20
なーんか不思議な雰囲気の作品だよなあ。みんな危機感持ってんだか持ってないんだかぜんぜんわからんもん。あと、イッサが何をしたいのかとか。いやまあ、この世のいらない人間を消すとかそんなんだろうけど、ああそっか。イッサじゃなくて、この作品がどこに向かってるのかがまだ見えてきてないんだ自分!でも、面白いか面白くないかでいえば、面白いです。さすが鬼頭さん。何だかんだおそらく最後まで買っちゃうんだろうなあwいつのまにか鬼頭さんは作者買いする人物にまでなってしまっていた。そして相変わらず装丁やめて!w曲がる曲がる...2012/08/22
exsoy
11
「高蔵はアホの子です」 真理。2014/09/14
カラシニコフ
10
確かに、アホの子ですね ★★★☆☆2015/04/21
ごま
6
ノリは明るいけど7人殺しているという事実。とんでもないことをしてしまった現実があるのに実感が湧かなくてフワフワしてるところが空恐ろしいところ。それなのに一社くんの運動オンチっぷりと負けず嫌いっぷりがなんだかほほえましかったり、一社姉がおもしろキャラだったり、おまけマンガがシュールほほえましかったり、この物語はいったいどこへ向かおうとしているのか?上げて落とす気なのかなあ。こわいなあ2012/01/16
サイトウケイタ
6
男子の思春期というものは心も身体も急激に変化するなかで、自我の確立と世界の在りようが相反することに気がつく時期。世界への憎悪は自分のコンプレックスの投影でもあり、矛盾に満ちた理不尽な社会と未来の自分の着地点を見つからずもがき苦しむことになる。「運転中に携帯使っているヤツは皆殺し」といった発想は、大人にとってはあまりにも幼稚な発想だとしても、思春期の少年にとっては思いのままにはならない世界へ自分が吸収されることへの抵抗なのだ。2012/01/15