内容説明
「魔法」の存在が明らかになってから、約100年。人類は科学に匹敵する「力」として、魔法の研究にまい進した。しかし、魔法抑止物質「MISO」が発見されたことで、「魔法」は、特別なものではなくなり、ただの一技術として扱われることになった――。それはそれとして、魔法学校に通う高校生・八丁屋将太が朝、味噌汁を味わっているところに乱入してきたのは、魔法発祥の地・マジエールのお姫様で――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中性色
16
豚の味噌漬け。設定の面白さとは別として、その設定を考慮するために時間が費やされてしまった感が否めないか。味噌に関してはほぼ味噌汁だけであとは空中散布(?)ぐらいしか出所がない。今後もっと味噌料理が出てくるのならいいんだが、ちなみにカツは味噌カツ派2020/01/07
KUWAGATA
16
斬新なタイトルと平凡な内容。これ、講談社ラノベ文庫の初回大賞作品なんんですよね? 大丈夫か、講談社? 面白いという意見も結構あるみたいですが、私的には厳しいです。スッカスカの背景描写、スカしてるくせに友人を身代わりに立てたりと、共感できない主人公、盛り上がらないバトルシーン、何をとっても及第点とは思えません。カバもなあ…、気をてらいすぎって感じで痛いなあ…。もうね、アルが可愛かったので、それだけでいいです。二巻以降は、「アルと魔法と味噌煮込みうどん」。そんな感じの日常系でお願いします。2012/08/13
シュエパイ
9
あぁ味噌……味噌良いよね…ご飯さえ炊いてれば、味噌汁とノリの味噌まきで晩御飯を誤魔化せるもの……(と考えながら読んでました)。しかしまぁ、味噌によって救われる世界か……この世界なら、今の私でも魔法使いを目指せるんじゃ・・・いいなぁ。2011/12/11
ねこのみー
8
溢れんばかりの味噌への情熱をムダに感じさせるラノベかと思っていたが、そんなことはなかったぜ。大賞が獲れたってのはなんとなくわかる気がする。盛り上がりそうで盛り上がらない話だった。内容覚えてないけど。2014/05/08
1_k
8
味噌の設定だけは一発ネタとして良かった。それ以外は良くも悪くも普通のラノベといった感じ。それだけに、文章表現などまだこなれていない部分が目立ってしまう。特徴が無いので、次回作に期待しても凡作しかでて来ないのではと心配。同時リリースのセクシャルハンターの方が一点突破的に突き抜けている分、あっちが受賞作だよ、と言われると信じてしまうかも知れない。このレーベルの方向性はまだ見えないが、こういった定番路線で行くのであれば、ランチェスターの法則と逆を行く無謀な戦いになるのでコケる危険性が高いんじゃないかな?2011/12/04