草子ブックガイド(1)

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草子ブックガイド(1)

  • 著者名:玉川重機【著】
  • 価格 ¥775(本体¥705)
  • 講談社(2015/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784063870442

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内容説明

東京の小さな古書店・青永遠屋(おとわや)に、楽園を見つけた少女・内海草子(うつみ・そうこ)。どこにも居場所がなかった草子が、青永遠屋を通じて出会った本を、ひたむきに読み解くことで、徐々に人々や世の中と結びついていく。「生きてる本の中でならあたしは……誰とでも会える。生きてる本の中でならあたしは……どこにでも行ける。」草子の澄んだ心が紡ぎ出す、爽やかな読書案内記(ブックガイド)。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

158
限りなく小説に近い漫画だった。古書店に度々通っては盗んで読んで感想を書いて本に挟み、書店に返すという繰り返しをしていた内気な女子高生・草子を主人公に、様々な人との出会いや本の紹介をしていく展開は既視感があったものの、自分がまだあまり読んだことのない本が次々登場するので興味とともに引き込まれた。古書店の年老いた店主の穏やかなキャラと含みのある言葉がいい。特に「若い時は知るために読む。年を取ってからは知ったことを味わいなおすために読む」という言葉がすごく印象に残った。あと、最後の未亡人のエピソードが良かった。2013/10/01

柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中

74
本棚に置かれてある本の素晴らしさ、そんな素晴らしい本棚に出会ったことがないのか気付いていないのかどっちだろう。そして、ブックガイドという訳でないけど、自分が紹介した本を他の人が読んでくれると嬉しい気持ちはホントよくわかる。そして、自分が紹介した本に興味を持ってもらえない時の哀しい気持ちもわかる。2011/10/23

新地学@児童書病発動中

63
たまにコミックも読んでみようと、手に取った1冊。引っ込み思案の中学生の草子が古書店の青永遠屋の人たちと出会うことで、心を開いていくお話。本はただの物ではなくて、いろんな人たちの想いが詰まったものだと思う。作者の想い、編集者の想い、出版社の想い、古本なら、読んだ人の想い。その想いは一人の人間の生き方を変えうる力を持っていると思う。この本の主人公の草子はその想いを誰よりも深く受け止めることができる女の子だった。本って良いなあと改めて思わせてくれる傑作でした。2013/01/27

陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙

53
友人から。ますむらひろし風のタッチの絵柄。草子に自己を重ね合わせる。本の世界こそが居場所であり自由な世界。そして「本を食べる」表現は私だけと思っていたら。同じ感覚で嬉しい。ページを捲る度にいろんなフラッシュバックが起きる。どうしてこのタイミングでこの作品に出会ったんだろう。「本を読んだ時何かを感じるはずで、それはその人にしか見つけることの出来ない星」でも形は違っても同じ星。あゝ草子は私であり読書家達でもあるのだろう。星を見つける事と同じ。1日一話ずつゆっくりじっくり余韻に浸りながら読む。2015/11/24

MURAMASA

46
主人公・草子はアル中の画家である父と二人暮らしの、おとなしいと言えば聞こえはいいけど、暗い女の子。楽しみと言えば本を読むことだけ。でも本を買うお金はなく、ひょんなことから古本屋「音永遠屋」で本を借りることができることになります。その代償は、ブックガイドを書くこと。そのブックガイドがとても面白くて、でも読んでいるうちにいつのまにか心が震わされているのは、草子の心が私の心の中に入ってくるからでしょうか。というのは草子の受け売りですが(笑)。本を読んで心を震わされ、その本について語ることで誰かの心も 続2011/10/23

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