- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
初恋のきらめき。親との別離(わかれ)――。傍らには、いつも本がいてくれた。14歳の草子(そうこ)が紡ぎ出す爽やかな読書体験記(ブックガイド)。今回はこの6冊! 『雨月物語』『百鬼園日記帖』『イワンの馬鹿』『ハローサマー、グッドバイ』『新しい人よ眼ざめよ』『荒野のおおかみ』忘れない、もらった楽しさや優しさや香りや笑顔が書かれたこの本を忘れない。一冊の本を手に、草子、新たな旅立ちへ――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
17
今回もじわっといい話。潮崎くんのお兄さん、そして草子のお父さんとお母さんとの話も良かった。お父さんは娘のためにも、もうちょいしゃきっとしてほしいところ…。なんだか微妙な終わり方でしたが、続き待ってます!2014/10/18
モルテン
16
いい漫画だなぁ…。これはいい漫画だなぁ…。 中学生の主人公、草子が、様々な本に出会い、その感想(ブックガイド)を記していく。一編一編、古今東西の本が登場します。『雨月物語』、『百鬼園日記帖』、『イワンの馬鹿』……。読んだことがなくても、草子と一緒に本を体験したような気分になり、また、草子の読み方がとても素直なのです。ああ、こんなふうに、もっとたくさんの本が読みたい、と思わせてくれる素敵な漫画。この巻では、今までどうしようもない人として描かれてきた草子の父親に少し変化が。また、草子自身の成長も見られます。2014/03/10
三平
15
このシリーズとの出会いにより自分の本の世界が大きく広がりました。二の足を踏んでいたジャンルや海外小説を読むようになり魅了され、未知の本への好奇心が強くなりました。思えば読書メーターを始めたのも草子のブックガイドの影響で、本を読んだことにより湧きあがった来る想いを何か形に残したいと思ったから。忙しい毎日で忘れがちになっていた読書の楽しさ、素晴らしさを想い出させてくれる作品でした。残念ながら今作で最終巻ですが、作者は舞台を変えてどこかで続きを発表したいと言及しているので期待!2014/02/24
ぐっちー
13
草子ちゃんのブックガイドが、楽しみになってる自分。現在連載はストップ中?是非再開して欲しい。草子ちゃんが本の川から掬いとった水の雫をもっと見たい。今回は「新しい人よ眼ざめよ」「ハローサマー、グッバイ」が読みたくなった。2014/07/06
波多野七月
12
草原を吹き抜けていく風に、どこか似ている。草子になって、物語の世界を見てみたいとただ願う。「傍らには、いつも本がいてくれた。」やわらかな珊瑚色の帯のフレーズが、本への扉を開いてくれるみずみずしい物語。2014/02/23