内容説明
部下は絶対やってない! 現職警官の飲酒ひき逃げ事件。事故なのか? 仕組まれた殺人なのか!? “モサい”ながらも正義に燃える古今堂航平は、弱冠29歳で大阪府警中央署署長に着任した。その矢先、管内で警官による飲酒ひき逃げ事件が発生。身内の失態を揉み消す記者会見に利用された古今堂は、不信感を拭いきれず自ら孤独な捜査に踏み出す。人情派キャリアを描く正統派警察小説。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
48
キャリアが署長に就任したタイミングで署員が飲酒ひき逃げ事件をおこした?事件のからくりがわかった後のカジノをめぐるグループやキャリアの駆け引きはピンとこなかった。カジノ、利権が絡んでるんだろうなぁ。どうなるのか?続編はどうしようか。2023/01/30
harupon
22
こてこて大阪弁のオンパレード( ´艸`) いや~今時「わい」なんていう人いるのかしら。 11年前発行の著書。いるのかもな。 警察小説は好きだけど、こてこての変な大阪弁が…。 なんだかなー(>_<)、大げさすぎて、本当にこんな会話が飛び交っているのか?でも、小説としてとっても面白い。 これはハマるわ。大阪の悪の部分が書かれている。 こんな世界もあるんやなと、知っておいてもいいかもな。 週2義実家通い中で近所のご婦人のお勧め作家さん。居住区の話もでてくるよとの情報。どうせヤバイ事件で登場でしょ( ノД`)2022/06/06
ゆみねこ
21
キャリア警察官僚古今堂航平29歳。同期入庁唯一の私学卒業生のマリノリティ。大阪府警中央署署長に着任早々部下の飲酒ひき逃げ事件が発生。若殿と呼ばれて何もやらないのがキャリア警察署長だが、航平は部下の汚名を雪ぐために捜査を開始する。初読みの作家さん。警察内部のお話で中々面白かった。部下の19歳元柔道選手の由紀がいい味。2012/03/18
誰かのプリン
20
再読。キャリア官僚なのに末端の職員にも気にかけてくれる。最近この手の小説が増えているように思います。こういう人がいたらという理想なんでしょうね。現実にはいないでしょうけど。2017/05/25
ヨーコ・オクダ
19
背ぇのちんまい、ちょっと変わり種のキャリア署長・古今堂がメインキャラ。「若殿様」の本来の役割を大いにはみ出して動き、お守り役の偉いさんたちにはウザがられながらも真実を追究する彼と、これまでの「雲の上の人」とは一味違う彼の人柄に惹かれた現場の署員たちが協力して問題を解決!必要以上にオーバーな大阪弁のおかげで、軽いストーリーの印象を受けるんやけど、扱っている中身は結構シビアで、単なる人情モノではない。カジノに関する政治的な背景なんかも絡めてあり、興味深い。2015/09/12
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