内容説明
セレブ相手を謳って躍進するミナミの高級美容院の娘が、生徒会室で殺害される。指名手配されたのは、同校定時制の男子生徒だった。「殺したのは僕です」と自ら通報したあとも逃走を続ける少年の態度に疑問を拭えない古今堂航平は、刻一刻と身柄確保が迫る中、執念の捜査を開始する。書下ろし警察小説第三弾! (講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mr.lupin
44
シリーズ物とはつゆ知らず「署長刑事シリーズ」の第三弾を読了したが、全く違和感もなく読み終えた。何だか久し振りに真面目と言うか正統派的な警察小説だった。最初は表題通りの殺人を犯したと言う少年を指名手配して追跡をしてゆく感じのストーリーと思っていたが、終盤にかけて意外な結末で楽しむ事ができた。また機会があれば是非とも他のシリーズも読んでみたい。 ⭐⭐⭐⭐⭐2022/06/20
harupon
23
署長刑事(デカ)シリーズ第3弾。面白かったわぁ。ミナミの高級美容院の娘瑠璃が殺された。彼女はうつぼ高校の生徒会長。そして自ら110番してきた定時制生徒会長の悠斗。未成年の指名手配犯に、キャリア署長古今堂航平は違和感から捜査を開始。中央区、道頓堀 なじみのある場所での事件展開。サスペンスドラマを観ているような面白さを感じた。このシリーズ、後1冊で完結。キャリア署長の大阪府警中央署勤務は1年間。完結編楽しみ。2022/06/30
Syo
22
ふぅ〜む。 橋下徹の名前が出てきたり、 ミナミが舞台だったりして、 おまけも付くけど 面白いかな。 でもまぁ、やってないとか やったとか高校生が言う ってことは…。 なのよねぇ〜。2017/01/03
DONA
12
今回も面白かった。軽快な大阪弁と大阪の町の雰囲気が良い感じ。署長さんの捜査もだんだん板についてきて、スムーズになりました。それにしても強欲すぎる人って怖い・・。親子についても考えさせられました。2013/04/01
にゃんころ
10
タイトルから察するに緊迫したやり取りが繰り広げられる話かと思いきや、どことなく緩やかな運びで。登場人物の多さに混乱するも、これが最後にどう結び付くのかと期待した。親子のあり方とはどういうものか、血の繋がりは親子の絆を結ぶのに果たしてどれほど影響するのか。お互いを思いあう場面が時折描かれており、こういう状況であってもそうするのだねと考えてみたり。ただ、事件の背景に潜む真実は複雑すぎやしませんか。それぞれの関係が絡まりすぎな感もあり。でも面白かったのでこのシリーズを最初から読みたいです。2015/12/28
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