内容説明
ドイツの猛攻にさらされたイギリスは、当時中立であったアメリカの参戦を画策する。最終目標は日米開戦。日本もまた米国との開戦を回避すべく文書諜報のスペシャリスト、天城康介と江崎泰平をアメリカに送り込むが…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
94
本書は結論から始まり、酷い結末を既に知っている者としてはなんだか読むのが辛くなるのですが、如何に我ら日本が破滅へ突き進んでいったかをカウンターインテリジェンスから描かれている大変興味深い内容でした。英国が考えた交渉決裂ありきの作戦が恐ろし過ぎます。こんなの見破れる人いるかなぁ?あっ、魔王結城大佐(ジョーカーゲーム、柳広司)なら・・・・。2020/10/11
フク
6
kindle ★★★★☆ FDRを覚えたのでどうにかして使いたい * エコノミスト。知ってる人だろうか。2019/03/21
フンフン
3
ノンフィクション小説を得意とする作者だが、本書の主人公と副主人公、江崎泰平と天城康介は架空の人物である。どこがノンフィクションでどこがフィクションなのか、そんなことはどうでもよくなるような緊迫した諜報戦が描かれる。2017/06/05
森岡啓
1
相変わらず登場人物が多く、しかもコードネームに通称名とややこしい それでも物語の主役、脇役、その他大勢も絞られてきたので下巻に進む2025/01/22
koba23
1
第二次世界大戦の謀略を描いた本。本の厚さに驚いたが内容はなかなかおもしろくどんどん進む。後半が楽しみ。2012/08/06