文春文庫<br> 十万分の一の偶然―長篇ミステリー傑作選 (新装版)

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文春文庫
十万分の一の偶然―長篇ミステリー傑作選 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 421p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167697273
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

報道写真コンテストの受賞作には仕掛けがあった! 犠牲者たちは殺されたのか。やらせ問題を題材とした社会派ミステリーの代表作。

内容説明

A新聞の「読者のニュース写真年間最高賞」に輝いたのは、東名高速での凄惨な事故の報道写真だった。“十万分の一”と評されたそのシャッターチャンスは果たして本当に偶然なのか?すぐれた作品を残したいというアマチュア・カメラマンのエゴイズムを軸に「作られた報道写真」問題を活写した社会派ミステリー。

著者等紹介

松本清張[マツモトセイチョウ]
1909(明治42)年12月、福岡県企救郡板櫃村(現・北九州市)に生れる。53(昭和28)年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。56年、それまで勤めていた朝日新聞社広告部を退職し、作家生活に入る。63年「日本の黒い霧」などの業績により第6回日本ジャーナリスト会議賞受賞。67年第1回吉川英治文学賞受賞。70年第18回菊池寛賞、90年朝日賞受賞。92(平成4)年8月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

32
功名心のために事故を引き起こし、賞を獲得した写真家への復讐です。自作自演に対する嫌悪感を感じます。ただ最後はやりすぎだろうと思いました。2022/04/02

coco夏ko10角

27
写真年間最高賞に輝いたのは東名高速道路での凄惨な事故の様子だった、それを撮影できたのは十万分の一の偶然かそれとも…。それを調べる側とカメラマンの駆け引き・攻防が面白い。実は松本清張初読みだったけどもっと読んでみたくなった。2020/07/04

緋莢

23
東名高速で起きた玉突き事故。多数の死者を出した凄惨な事故の様子を撮影した写真は「激突」と題され、A新聞の「読者のニュース写真年間最高賞」に輝いた。審査委員長で写真家の古家庫之助が選評で「十万分の一の偶然」と書いた写真は本当に偶然撮影されたのか?撮影者の山鹿恭介に、一人の男が近づいていき・・・2017/01/15

u1

21
面白かった!松本清張って本当に面白いんじゃ!根っからのカメラ好きらしく、写真家を題材にしたお話。それよりも、昭和50年代の話なのに、とても読みやすくてびっくりした!もっと古めかしい本で読みにくいかと思っていたが、これなら躊躇なく買って読める!もっと有名な作品を読んでみよう(知らないけど…)!2020/06/04

ふう

16
髭の男の執念、なぜか大麻、カメラの知識、蛇のおもちゃなど、シリアスでいてちょっと意外なアイテム・・・2014/12/11

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