内容説明
天城と江崎は日米交渉の裏で糸をひくイギリスの思惑を探るうち、ソ連の「スニェーク」なる作戦が進行中であることを知る。英、米、中、ソの陰謀が絡み合い、日本を奈落の底に突き落とす運命の歯車が、いま回り出す!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
94
破滅への歯車というのはなんと速く回るものだと思わされました。終章が「再生」ということで絶望だけはせずに済みますが、超ド級の喪失感は免れません。あとがきであの手嶋龍一さんが本書を『先の大戦の敗北をあれこれ弁護する人々に痛打を浴びせる問題作』と言っているのは言い得て妙だと思いました。2020/10/11
フク
8
欧州の天地は複雑怪奇!とぶん投げたくなる気持ちも分からんではない。 * 本編は情報の洪水に呑み込まれたが、終章ではきっちり交通整理されたので命拾い。周辺情報を仕込んでいずれ再挑戦したい。2019/05/20
フンフン
2
作者の想像が混じってはいるのだろうが、書かれている内容は史実と認められていることに矛盾はない。2017/06/10
YH
2
結局、日本は開戦も含め、方針が定まらず、そこを上手く諸外国につかれた感じ。2011/08/01
森岡啓
1
西木先生の作品の重厚さに改めて感服しつつ、エンディングに近づくにつれ終わらないで欲しいと願いました。 太平洋戦争開戦の裏事情と平和を願い命を賭けた人々に哀悼の意を表します。 本作も御多分に洩れず登場人物の多さとコードネーム、ニックネームで相関関係が混乱する中、我慢強く読了にこぎ着けました🤭 2025/02/07
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