内容説明
あの日、牧瀬紅莉栖は確かにあの男と出会った。だが、すでにあいつは私を知っていた? 2011年に放映され大ヒットした奇跡のTVアニメ『STEINS;GATE』が、牧瀬紅莉栖の視点から新たにノベライズ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akira
33
シュタゲの牧瀬紅莉栖視点でのお話。 正直言って、主人公となる人物の視点を変えるだけで 物語はこうも雰囲気を変えてしまうのかと思った。 原作ではオカリン視点のため、紅莉栖は一緒にいない所で送られたDメールについては話を聞くか一緒にいない場合は感知できない。 そのため一緒にいない時の世界線の変更を経験するシーンは、特に興味深かった。 父との関係や電話レンジ(仮)を目の当たりにし、しばらくラボに来なかった時に抱えていた心情は紅莉栖視点ならでは。 「鉄山靠」 これ世代でないとわかんないよ!2013/02/26
mt.gucti
26
クリス視点で紡がれるシュタインズゲートの本流。デジャヴで他の世界線に多少触れることはあっても、ダイバージェンスの変化には気付けない世界。しかも普通のおにゃのこな助手の頭の中がひたすら駄々漏れという。乙女に目覚めそうな不思議なノベライズ。結構お得です(´・ω・`)。まてよ、本流のクリスということはラストは……。2015/08/23
papako
13
Kindleではなく、bookliveにて読了。萌えます!大好きなアニメのノベライズ。脳内変換完璧です。にやけっぱなしで読みました。クリスちゃんかわいい。視点を彼女のものにすることで複雑なストーリーをわかりやすくしている。なので、アニメを見ていないと少し上っ面な感じかな。また、見たくなった!2013/10/05
カインズ
13
【女の子としての紅莉栖】クリスティーナ、もとい紅莉栖の視点から描かれたSteins;Gate。原作のネタバレてんこもり。原作では、天才としての側面(あるいは@ちゃんねらーとしての側面)が強かった紅莉栖、その女の子としての側面が豊富に描かれた一冊となっている。紅莉栖を主人公としたことで、タイムマシンに関する問題について別の視点から深く切り込んでいる。ラボメンに対する心情の変化にも注目。孤独な少女が対等の友人を見つけた喜びが描かれる。なお、なぜか無性にラーメンが食べたくなるという副作用があるので注意されたし。2011/07/25
米倉 涼子
9
★★★☆☆紅莉栖の心情で描かれるシュタゲは目新しさはないものの、またシュタゲの世界に触れられるという意味では読んでよかった。説明が長い割に唐突に話が進むので、本編を知っていないと戸惑う場面がチラホラ見受けられる。この感じで5巻セットという長丁場に耐えられるか若干不安だが、とりあえず次の巻へ。2021/10/05