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内容説明
誰もがその名を知る本居宣長の大著『古事記伝』。しかし、全巻読み通した人はほとんどいないといっていい。本シリーズは、厖大・多岐にわたる宣長の注解を、全四十四巻、はじめから終わりまですべて読み尽くすという、画期的な試みである。第2巻は、十一之巻から二十之巻まで。八千矛神の歌物語、大国主神の国作り、天孫降臨、そして神武天皇の巻までをあつかう。(講談社選書メチエ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
廃
2
「古事記伝を読む」の第2巻で、大国主~神武天皇までの内容を含む。本居宣長のスタンスは一貫しているが、ちょと苦しいとろがあったり、基本的には日本書紀より古事記をやまとごごろとして重視する立場でありながら、部分的には日本書紀の記述が正しく古事記のほうが誤りであろうとするのは、柔軟、あるいは原理主義的でないと解するべきか。 http://blogs.yahoo.co.jp/tong_poo_h/10764722.html
ELAT
1
大国主を現身とし大物主をその御霊とする説などがおもしろかった。このように宣長の読みの一部は古事記を超えてはいるが、あくまで実証的に古事記を超えすぎない範囲で整合的な説明をしていると思われた。ただ、三大考に関しては宣長の深い関与が明らかになっているが、古事記伝をも超えてしまっている。筆者はそれを宣長の自己批評としているが、どうだろう。2018/03/14
山河童
0
難しいのか簡単なのか掴めないね… 講座を元にしてるからなのかな。なんかどこまでがモノ本の古事記伝で、どこまでが主張なの?って感じがして。解説本のしかも2巻からはチャレンジングすぎたかね。2015/05/09