講談社選書メチエ<br> 本居宣長『古事記伝』を読む I

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講談社選書メチエ
本居宣長『古事記伝』を読む I

  • 著者名:神野志隆光【著】
  • 価格 ¥1,595(本体¥1,450)
  • 講談社(2014/12発売)
  • 夏を先取り!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/29)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062584616

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内容説明

誰もがその名は知っている本居宣長の大著『古事記伝』。しかし、全巻読み通した人はほとんどいないといっていいだろう。つまみ食い的に読んで彼の思想を語る前に、まず、細部まで精緻に読み抜こうではないか。とはいえ、宣長の注解は多岐・厖大にわたり、簡単に読み切れるものではない。本書は、現代の代表的『古事記』研究者が、その責任において、徹底的に、かつわかりやすく『古事記伝』全44巻を読み解いていく画期的なシリーズである。そこに浮かび上がってくる宣長の無類のおもしろさ、そして思想の核心とは──。(講談社選書メチエ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

4
著者の記述は丁寧で古事記伝」の細部のこだわりにつて良くわかる。古事記伝は、強引な論のところもあるが、論理的に漏れのない一貫性を追及しようとした書物で、「すみずみまであいまいにしないで自分の立場で説明することは徹底している(p42)」ことは見習うべき態度であろう。  日本神話に関心があるなら読む価値は高い。 http://blogs.yahoo.co.jp/tong_poo_h/10733540.html

よの字

3
神野志氏のこれまでの本に比べ、特に新しい発見があるわけではないが、氏の『古事記伝』の読みには頷くことしきり。二巻が出るまでに『伝』を読み返しておこう。2010/07/16

はちめ

2
何とか読み終える。思ったよりも読みやすい。あくまでも古事記の解説ではなく、古事記伝の解説。恐らく小林秀雄とかも古事記伝自体は総論のところしか読んでいなかったのだと思う。さてこのあとどうしようか。総論の中心である直毘玉の含まれる第4巻だけにしようか悩むところだ。2017/07/12

山河童

2
まぁまぁ読みやすいかな。でも難しいというか、理解しづらいなとか、思う点もある。読みすすめることはできる“((。。*)2015/05/14

ELAT

1
宣長の古事記解釈と思想にふれたくて手に取った本。宣長の説は統一的で、筋が通っている上に周到である。中でも、黄泉行きと禊の話から悪と善の原理的関係を読み取って説くのはおもしろいと思った。また、宣長は日本書紀を批判するが、内容については古事記と同じ事を伝えるものとして整合性をとろうとしている。ただそのために、やや不自然な解釈をせざるを得なくなっている所もあった。2018/03/11

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