内容説明
松本大洋の人気コミック原作、ついに完結!
自らがおこした牢獄での小火騒ぎをきっかけに脱獄した木久地は、瀬能宗一郎暗殺を命じながら自分を売った水内藩の武士たちに復讐をはじめた。
木久地の動きにいち早く反応した、江戸の守護者を標榜する御輿大三郎であったが、あえなく討ち死にしてしまう。
友の死に、覚悟を決めた宗一郎は、木久地との私闘に決着をつけるべく、木久地の居場所を聞きに水内藩の隠れ家に出向くのだが、そこを木久地に急襲される。三度相まみえる宗一郎と木久地。
息をもつかせぬ攻防、その決着やいかに。
そして、小藩・水内の行く末や、いかに。
「こんな娯楽をやりたくて原作をお願いした」と松本大洋が語る、人気コミック原作書き下ろし時代小説、ついに完結!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamatoshiuruhashi
40
マンガ原作のノベライズだけあって、映像化するとすごいだろうなと思う場面多々あり。秋水・國房が激しいぶつかりで折れる。その折れた刃先が宙に舞う。その刃先が…。最終巻で娯楽作品として纏まった感・2021/07/18
海猫
9
完結編。四巻かなり凄絶な展開になりラストシーンは美しく着地を決めた。人情話あり捕物帳あり剣豪ロマンありで時代劇の勘どころをきっちり押さえ過不足なくまとまった作品だった。全体を通しても艶のある文章がよろしかったように思う。いずれ松本大洋の漫画版も読みたいが今しばらくは小説を読み終えた余韻に浸りたい。2011/09/07
nyaboko
4
飄々竹光侍の最終巻。一言で言うならハッピーエンド。何もかも大団円(死人出るけど)といったカンジで大満足でした。勘吉が最後の最後まで準主役として関わってくれたのが嬉しい。最後どうなるか予想できてても、木久地との死闘はハラハラした。綺麗に起承転結のまとまってる小説なので、オススメできるシリーズ。2012/07/30
ワッピー
3
漫画版に興味を持っていましたが、縁で小説から先に読むことになりました。時代小説の王道をおさえた筋運びとキャラクターの魅力で一気読みしてしまいました。特に、一見派手派手な御輿大三郎の苦渋からクライマックスに至るまでの流れはなぜかひどく共感してしまいました。ワッピーは生活に追われる地味な動物で、大三郎と似たところはないんですけどね…2011/09/18
katta
3
祝・小学館マンガ賞受賞!マンガの評価は上々だけど、小説のほうももっと読まれて欲しい。盛り上がりきった上での大団円。色気と感情の機微では小説のほうが数段上。面白かった。2011/05/25
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