文春文庫<br> 我、言挙げす - 髪結い伊三次捕物余話

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文春文庫
我、言挙げす - 髪結い伊三次捕物余話

  • 著者名:宇江佐真理
  • 価格 ¥611(本体¥556)
  • 文藝春秋(2012/05発売)
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  • ISBN:9784167640149
  • NDC分類:913.6

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内容説明

めでたく番方若同心となった不破龍之進は、隠密廻り同心・小早川瑞穂の伴につくことになった。優秀な小早川にあこがれる龍之進だが、幕府の密偵が小早川の身辺を監視しているという噂を聞く…「委細かまわず」。某藩の姫君、かがり姫が行方不明に。探せと命じられた若同心たちだが、そこにはお家騒動が関わっていて…「黒い振袖」。伊三次の女房お文が、夜道で奇妙な辻占に出会う「明烏」。自らの正義に殉じた人々の残像が、龍之進の胸に刻まれてゆく。人気シリーズ第8弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

Shinji Hyodo

85
今作も主に活躍するのは『不破 龍之進』。「薩摩へこ組」と称する若者達の暴走に始まり、それを追い詰める八丁堀純情派の活躍が頼もしい。ここ三作にはチョイとファンタジーっぽいエピソードが描かれているが、今作にもお文の心の迷いから入り込んだ別世界の物語が面白哀しい…。龍之進の八丁堀同心としての成長は頼もしいばかりだが、なんといってもまだ十七歳…子供っぽい心根を覗かせる場面に何故かホッとする。初い奴よのぉ~^^;それにしても、伊与太がカワユイ「たん」「おかしゃん」と呼ばれて相好を崩す伊三とお文が微笑ましい。2016/04/20

佐々陽太朗(K.Tsubota)

76
龍之進の少年から青年に成長する過程で、様々な葛藤に立ち向かう心意気が好もしい。その意気や良し。しかし、宇江佐さんは最後に「言挙げ」という概念を持ってきた。言挙げとは「神をも畏れず、己の考えを言い立てること」。言葉には呪力がある。昨今、欧米的価値観からすれば自らの意志は積極的に表明するものだろうが、古来の日本的価値観は自己主張は慎み、神の意志に従って行動するというもの。特に、経験も思索も浅い若輩にあってはそのような心がけも必要だろう。それはおそらく、人の言動は個人を超えて公におよぶからなのだろう。2013/04/06

朝顔

73
〝委細かまわず〟、龍之進の悩み苦しむ様が正義感に溢れまぶしい。〝言挙げす〟という古い言葉を思い、世の中の不条理を考えてしまう。最後に日本橋の火事で伊三次の家が全焼する、残ったのは台箱と家族だけ。でもこれさえあれば大丈夫~伊三次が凛々しくって頼もしかった。龍之進は涙を流す、思いやりのある青年になりましたね。再読2016/09/27

朝顔

66
再読。子を思う親心に始終したお話でした。息子一家に贈る沢庵を一升樽で漬ける老夫婦、『道中、何があるかわかんねぇ、大人がついていった方がいい』と伊三次に息子を託す不破。幸せな気持ちで一気読み。~また、火事、龍之進の言葉に涙。伊三次、格好いい。今回もほんのり読了。文吉姐ぇ、必ず試練乗り切りますよね、頼りにしてます~2015/09/26

えむ女

62
宇江佐さん追悼。再読。「明烏」は「あの時こうしていたら…」という誰でも思う事を夢の中で現した物語で、お文の娘らしい一面の見える話。翡翠の簪が印象的。龍之進は仕事でいろいろな出会いをし、よく考え、周囲の意見をよく聞いて成長している。伊佐次の家が焼けちゃった。2015/11/22

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