文春文庫<br> 紫紺のつばめ - 髪結い伊三次捕物余話

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文春文庫
紫紺のつばめ - 髪結い伊三次捕物余話

  • 著者名:宇江佐真理
  • 価格 ¥600(本体¥546)
  • 文藝春秋(2012/05発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167640026
  • NDC分類:913.6

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内容説明

材木商伊勢屋の主人・忠兵衛からの「世話をしたい」という度重なる申し出に、心揺れる深川芸者のお文。一方、恋人の伊三次は、本業の髪結いの傍ら同心の小者として、頻発する幼女殺しに忙殺される日々。2人の心の隙間は広がってゆく(表題作)。そんな時、小間物問屋の大旦那・惣兵衛殺しの嫌疑が伊三次にかかり……(「菜の花の戦ぐ岸辺」)。他、お文の女中・おみつが行方不明になる「摩利支天横丁の月」など波瀾にとむ全5篇。人の痛みを描く人気捕物帖シリーズ第2弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナイスネイチャ

185
今回は2巻目にして中身が濃い!!別れあり、免罪あり。頑固で意地っ張りな人間味溢れる伊佐次の落とし所をどうするのかやきもきしながら読んでました。2016/09/24

小梅

137
色々と切なかった。やっぱり文吉は良い女だなぁ〜 今後がまた楽しみです。2015/11/15

ぶち

132
1巻目を読んで、いっぺんに好きになったシリーズ。 ところが、シリーズ2巻目にしてこの波乱の展開には、ビックリです。作者さん、やるなぁ....読者をまったく飽きさせません。別れ、冤罪、裏切り、友の死、仇討.....こんなにも波乱に富んだ短編が次から次へと押し寄せて、あっという間に読了です。大人な読者をも充分に満足させる人情と江戸の風情にあふれた時代小説。次も行きますよー!2021/02/14

遥かなる想い

113
深川芸者お文と 髪結い伊三次の物語である。 深川に生きるこの時代の情緒溢れる 男女の心の交流が奥ゆかしく なぜか懐かしい。 捕物帳というよりも、人情譚の 色合いが強い…昔ながらの男女の心の機微を 細やかに描いた短編集だった。2024/02/04

はにこ

105
ちょっと読むつもりが止められなくて読んでしまった。伊三次に次々降りかかる災難。恋人が離れ、友人が亡くなり、仕事までも。。本の半ばまで不幸続きで読むのが辛かったけど、この不幸の落とし前をどうつけてくれるのかが気になって止められない。全ての不幸をひっくり返す展開ではなかったけど、少しずつ好転していってホッとした。まだまだ追っていきたいシリーズ。2020/11/16

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