内容説明
富める者も貧しき者も、わけへだてなく治療するお助け医者--菊島龍安(きくしまりょうあん)を人は「さばけ医」と呼ぶ。今日も母を喪った幼子のために身銭を切って治療する龍安だが、その名を騙る医者が現れた。しかも偽医者は治療と称して病に苦しむ人々を毒殺していったのだ! 偽医者の正体と目的は? 人の命をもてあそぶ者がいた時、癒やしの手は裁きの剣となる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
34
さばけ医龍安江戸日記、主人公龍安(龍五郎)は元小普請方、天然理心流の免許持ちの剣豪、妻の死をきっかけに御家人株売り医師の門弟になる、勤勉な龍五郎は八年にして医師として独立、貧富の分け隔てなく病人を診察し患者に応じた診察料を受け取る人情味溢れた人物。人情あり、涙あり、怒りあり、立ち回りありで楽しいく面白い小説。2013/11/16
秋製
24
時代劇、シリーズ物。 さばけ医龍安は剣の腕も立ち勤勉家で、人情味溢れた好人物。 こういう感じの時代物は好きです。面白かった!2013/04/30
RAKUSI
9
時代小説。少しミステリー。医療物。なかなか強い人物。初めて?の作家さん。面白く読めたので、次回作も読みます。2015/04/12
まりりんりん
1
前から気になっていた作品。医療技術は現代とは比べられないほど遅れていた江戸時代。国民皆保険なんていう制度もなく、もちろん、高額医療費制度もないから、貧乏人は医者にかかることすら出来なかった。そんな頃、元は武士だったが、妻を亡くしてから医者を志した龍安は、貧富の分け隔てなく、病人を助け、その患者に見合った医療費を受け取る「さばけ医」であった。 事件を起こした犯人にひねりがなく、二人の人間を殺しておきながら、その動機も今一つ、すっきりしない。犯人の心の襞、変遷を描いた方が良かったのではないだろうか。2012/01/02
shokopan
1
玄三と千代がもっと絡んでくるのかと思ったら、事件には何ら関係ないところで、パパ、散々ダメっぷり披露した割に呆気なく改心。事件も、特に捻りもなく解決。ちょっと唐突な感が残った。2011/04/17
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