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内容説明
『闇金ウシジマくん』とともに歩んだ短篇集
『闇金ウシジマくん』と歩いた15年。
もうひとつの真鍋昌平がここにある。
ドルヲタとアイドルの愛のつながりを激しくぶつけた「アガペー」、地方都市の若者の鬱屈と衝動を切り取った「ショッピングモール」、震災以降、移住者と故郷の在り方を静かに綴る「おなじ風景」、さらに都会のカルマに埋もれていく女性を描く新作を含む4篇を収録。
取材を通じて筆者が感じ取った、まさに「魂を救う」傑作短篇集!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
H!deking
71
真鍋さんの読み切り短編集。いやこれココ最近読んだ漫画で一番面白かった!真鍋さんウシジマくんだけじゃないね。おすすめ!2019/06/04
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
53
毎週月曜はスピリッツの『闇金ウシジマくん』とヤンマガの『センゴク』を立ち読みするのが習慣だった私。『ウシジマくん』が終わってしまったせいか、つい『センゴク』のチェックを怠るようになってしまった。本書はウシジマくんの作者の短編集。見たくない悪い現実をこれでもかと詰め込んだ感じは『ウシジマくん』同様だが、読み進めていて、『東京の女』のクライマックスで私は泣いてしまった。人生の正解を出した者にも、現実は容赦無い……と考えたが、ここに描かれているものは創作である。救いは本書が著者の心を込めた創作である事。良い。2019/06/24
0607xxx
7
「闇金ウシジマくん」の著者によるドルヲタ、地方都市の若者などを主人公にした4つの短編集。どの話にも何とも言えない閉塞感があり、読むのも少し疲れるが、小さな希望に著者の愛を感じ救われる。2019/09/18
kanon
6
どれも名作。びっくりした。ドルヲタやってた時代もある自分にとって、空気感とかよくわかる「アガペー」、「東京の女」はリアル過ぎてとてもエグみがあるが、他人事のように読めない。この作品の読者も、この4篇のうち、どれかは自分のことのように感じてしまうのではなかろうか。いや、自分はこんなんじゃない、と否定してくるかもだけど、よく見つめてみて欲しい。本当に幸せな人はこんな作品集手に取らない。2019/09/30
中井
5
ウシジマくんの作者だけあって、絵が生々しくて緊張感えぐい。読むの疲れた… 自分はなんも経験してない子どもなんだなぁ、と思った。 どうしてもそうはなりたくないって思ってしまう醜さが自分にはあるけど。 自分は恵まれてんのかもしれない。 別に田舎暮らしになんの不満もないし、それなりに楽しく生きてる。2020/08/15