徳間文庫 さばけ医龍安江戸日記 別れの虹

著者名：稲葉稔【著】

徳間書店（2015/05発売）

• ISBN：9784198936198

内容説明

病に倒れ、講武所剣術教授方の職を失った夫のために、必死で働く妻のれん。だが、薬礼や滋養ある食べもののためには、さらに金が必要だ。そんな折、会うだけで三両もの大金を用立ててくれた侍がいた。身体は許していない、だから夫を裏切ってはいないと思いながらも、徐々にれんは追い込まれ…。龍安は、迷える夫婦を救えるか。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[とし]

さばけ医龍安江戸日記 シリーズ４作。妻の病の世話をする貧乏浪人、陰謀により講武所剣術教授方の職を失い病にかかった夫の看病をする妻、どちらも介護の為の治療費や生活の為に起こす二つの事件。どちらも龍安の患者ではあるが、龍安の情けの剣が明と暗が分かれる。今回は同心・栗木十五郎さんも登場し、お仲間全員が活躍、おたねさんが辞めてしまったよ、困った龍安さん自分の事になるとはっきりものが言えない絹代さんは来てくれるのか？次巻のお楽しみ。

2013/11/25

[シトラス]

医者の仕事もだけれども、剣術の方がよりきらめきを見せるのだから、お医者と言って良いのかどうか? まぁ、とにかく面白かったのでよしとするか？

2019/07/07

[siopop]

出来る事ならあまり付き合いたくないけど、その人が上司ならどうにもならない、 そんないや～な人に目を付けられてしまった人の物語でした、 すらすらと読めてしまったけど、あまり印象に残らなかったな～一つ前の作品の方が読み応えがあったかも。卵って昔は高級品だったんですよね、今ではとても安く手に入るけど。

2014/08/19

[ひさか]

４巻め。龍安がストレートに人助けに走り、天に代わって、悪を成敗します。 龍安ってこんなにストレートな人でしたっけ？ 若干の違和感を感じました。 捕物の謎解きのお話がありますが、ここは、ちとお粗末で、なくても良かったように思います。

2012/12/22

[壱分銀知恵]

もう、いっこの話はモヤモヤだけど、ご夫婦円満解決(^^)悲劇にならなくてよかった。

2012/11/13