内容説明
病院で首を吊って死んでいた少女が残した手紙。そこには自分達がいじめていた浅井安奈からの復讐が匂わされていた。いまだ解明できていない謎の死を遂げた安奈と、生き返りの彼女を連れて逃亡を続ける多代亮介。二人を追ってクラスメイトたちに接触を図る蒼衣と雪乃だが──。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
46
しあわせな王子後編。今回の配役は予想通り。途中からそんな感じはしてたけど葬儀屋の退場には驚きました。誰一人救われることも無く、全ての者を殺し尽くす。ちょっとした衝撃で全てを奪う無慈悲さ、悲惨さが泡禍の本来の姿なんでしょうね。これまでは何だかんだで解決してただけに何とも言えない結末でした。グロ描写は安定しており病院での惨劇はキツイの一言。あれを映像化したら普通にトラウマになりそう。暴走してしまった蒼衣は騎士として今後どう生きるのか、ラストも近づいてきたし色々楽しみです。2015/02/01
坂城 弥生
39
これは悲劇だったのかそれとも救いだったのか…2022/06/01
Yobata
35
化物と化したものの安奈を守ると決めた亮介は葬儀屋から逃げながらも安奈をいじめていた女子グループへ復讐を始め出す。いくらか亮介に同情を抱く蒼衣は葉耶の悪夢に苛まれながらも亮介を止めるために動こうとするも…。果たしてこの悪夢は葬儀屋の断章の暴走か?安奈一家を巻き込んだ泡禍の続きなのか…?学校でクラスメイトに家でも妹からといじめられ逃げ場がなかった安奈。下田樹里達のいじめグループの安奈をいじめた原因はマジでガキで幼く醜い閉鎖的な社会によるもので呆れたし妹からのあの扱いはどうなの?それでも毅然として生きて→2014/07/03
半熟タマゴ
30
可南子さんの歪んだ愛情、広がる泡禍の被害、じわじわと恐怖が加速して行きラストの病院のシーンで今まで溜まった恐怖が膨れ上がってはじけた感じでした。頭の中で映像化しなかがら読んでいたら途中で心が折れそうに・・・。最後の結末は葬儀屋さんも望んでた事なのかと思うとやりきれないですね。これから蒼衣はどうなってしまうのだろう。2015/01/26
くろり - しろくろりちよ
26
※ネタバレ注意※モチーフの読み解きは葬儀屋に共通した「愛する者を、当人の望みで切り刻まなければならない」。愛する者が、悪夢になる。その悪夢に何度も何度も晒されて来た葬儀屋が狂うのは時間の問題。蒼衣の断章が爆発し、全ての罪も悪夢もなく、それらから解放されて消えてなくなりたかった彼らは、何にもならずに消えてしまう。これはバッドエンドか、救いなのか。自分はここに救いを見てしまう。ここで、葬儀屋が脱落。好きなキャラクターだったけれど、この最期は悪くはなかったのだと。そして蒼衣の断章はどこまで行くのか。2012/07/26
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