- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
地上へ――願いは、眼下の景色へと広がる。ニシマルという研究者に突き動かされ、ソウタの想いを込めた計画は、ついに始動する。地上への下降機、搭乗者にはミツ。それは遠い夢のようなものだった。一方、そのソウタとタマチが勤める工場では、小さな危険が数多くあった。点検業務に携わるタマチは所長に訴えかけるのだが、逆に点検データを改ざんされる憂き目に遇う。絶望すら感じるタマチに、祖母はいつでも優しい眼差しを向けている。その想いに後押しされ、タマチは自分の道を、今一度振り返り、そして…？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロ＠いつも心に太陽を！
17
ニシマルさんの過去もわかった。ミツが好きの気持ちを知った。タマチくんは窓ふきに戻ることを決意した。話が面白くなってきたことは認める・・・にしたって重いっ(>Д<;)！！巻を重ねるごとに話が重くなってくよ 〜！！読んでいてちょっと怖くもあったし。なんで保安員の彼は死なないといけなかったんだ、悲しすぎる(;Α;)発電所の所長はむかつくしー！読んでいて少しつらいけど、次を早く読まないとどう話が収まるのか気になって仕方ない！！！2011/11/28
fukumasagami
14
上層と下層との2つの階層に単純化された社会構造の中で暮らす少年の成長物語からストーリーが風刺に発展。ここまで描くならどういう人種や民族がどういう政治経済活動をしながら社会を維持しているのか気になります。さらなる展開に期待。2010/09/04
てんてん(^^)/
14
タマチが一つ乗り越えられたことと、真の涙にもらい泣き。 ニシマルがやろうとしていることは、動機が違っていれば応援できたのかもしれないけれど、これはあまりにも暗い。きっと目的のためには何人犠牲を出そうとこの人は矛盾を感じないだろう。このまま下層の人々の抑圧された心に火を放つのか。。。ミツたち窓拭きメンバーの心がまとまりかけた矢先であるだけに、続きが非常に気になる。一番危ういのはソウタだなあ。ああ、気になってそわそわしちゃう。。。2010/09/01
ほむら
13
勝手に地上に降りることは一応禁止されているはずだと思うのですが、ソウタの提案にわりとサクッと乗ってしまうミツ。真と佐知とミツに一方通行矢印が見えてきた気がします。そしてニシマルを闇に堕とした過去が明かされ、彼は結局保安員を刺してしまいました。今までのキャラクターにない、上層のどんな人間よりダークな人です。下層住民たちの怒りが火災によって爆発し、取り返しのつかない事態に発展しました。タマチの心も晴れ、ミツも地上に近づいていきます。物語は佳境へ…。2014/02/04
ひなにゃんこ
12
★4 ニシマルさんの事情は分かったけど…。岩岡さん、心が壊れた人を描かせたら、本当に怖いなぁ。幽霊やオバケより怖いよ…(T-T)。７巻が待ち遠しいけど読むのが怖い。ああモッシ君…！(T-T) ミツの決意が、ちゃんとみんなの幸福に繋がりますように(´人｀)2011/07/14
