IKKI COMIX 土星マンション（３）

著者名：岩岡ヒサエ【著】

小学館（2013/05発売）

• ISBN：9784091884084

内容説明

上層の依頼主から招待を受け、仕事後に訪れたミツ。だが、彼を待っていたカノコという若い女性依頼主は、いきなりここで一緒に暮らさないか、と持ち掛けてきた。あまりに唐突な話に驚いたミツは思わずその場から逃げるが、翌日もカノコから家に呼ばれ…。再び逃げ出そうとするミツだったが、そんな彼を見たカノコの口から意外な言葉が…。夢には上層も下層もない。でも僕らの世界には、上層と下層がある。下層に住み、上層の窓を拭く僕は、一体何を夢見ているんだろう？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ほむら]

地上への道筋に違和感…？なにかあっさりとはいかなそうです。ニシマルが何かを企んでいるふうなので、不穏な空気が漂います。そして、タマチは窓拭きに戻ることがあるのでしょうか？戻る気があるのか、ないのか、はっきりはわからないですが…。ミツの周辺の人々のことが詳しく描かれるようになってきました。ミツは相変わらず表情豊かになってきていて、父親のアキが感じていた幸福を、なぞるように経験していっているような気がします。

2013/11/27

[ヒロ＠いつも心に太陽を！]

地上に降りる計画が少しずつ動きだした気がする第３巻。相変わらずのテンポの中でもじわじわと何かが変わりつつあるような。（そして私も相変わらずこのお話にのめりこむことは出来ないという・・・嫌いではないんだけどな）真もさー、そろそろミツを認めはじめてもいいんじゃない(-∨-;)？苦労してるみたいだしいろいろ思うとこはあるんだろうけど、当事者であるタマチくん自身がもう自分の中で割りきっている出来事をキミがいつまでも引っ張るのはどうなのっていう。

2011/10/23

[ぐっち]

窓拭きを通していろんなひとと出会っていくミツ。ダンナをまってる愛人？さんとかタコシャツの人とか結構好きです。真が子どもの抱っこがうまくて意外性。地上に降りる乗り物は本当にできるのでしょうか。

2012/03/27

[emi*]

こどもの幽霊のお話が切なかったな。相変わらずフユちゃんが可愛くて好き。真くんのことも徐々にわかってきた！4巻へ。

2012/11/17

[斑入り山吹]

やっと手に入れた。ほのぼのしているようでいて、けっこう葛藤やら不穏やらある。さりげなく描いているが、ほんとに絵が上手い。あの（蛸の）Ｔシャツが欲しいです。ソウタさん、だいじょうぶ！？

2011/08/12