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内容説明
【彷徨(さまよ)い、足掻(あが)くだけ無駄…。】
『死』への揺らぎに、眠りつくは賢人。駄駄(だだ)を捏(こ)ね、生き場を求めるは愚者。赤子が零(あや)し、魍魎(もうりょう)が笑うこの“檻(かご)”は最早、舵を失った船のように、ただ彷徨うことしかできない──…。
(C)2010 Kei Sanbe
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
21
積読消化。目覚めると、そこは瓦礫が点在し奇妙に傾いた部屋のなか。近くには、ついさっきまで握っていた筈の親友の切り落とされた手首。海外への修学旅行に向かう大型客船に皆で乗っていたはずなのに、異変は船が転覆した時に始まったのか、無差別に襲い掛かる「殺人鬼」が現れた時から既にここは魍魎の巣食う揺りかごと化していたのか。ゆっくりと沈み行く船のなか、ヒロイン・真琴の絶望的な脱出劇が始まる。「僕だけがいない街」から遡って読了。サスペンスではない、まさに手に汗握るサバイバルホラー。滅茶苦茶面白い(以下コメ欄に余談)。2016/03/28
sskitto0504
14
三部けいさんの作品ということで。なかなかグロいですね。唐突なはじまりでしたが今後の展開も気になります。2015/05/13
にゃむこ@読メ11年生
10
いきなりクライマックス。修学旅行中(らしい)に豪華客船転覆×意味不明に殺人鬼(ゾンビ)の襲撃=生存脱出へのサバイバル。はじめに状況説明とか一切なしなので最初から緊迫感をもてる。命の危機に面した時に現れる人間性の裏表がよく表現できているなぁと。どうしてこうなった? 何人生き残ってる? 全ての謎はひとつも解明してない。2014/01/28
角
9
「僕だけがいない街」が面白かったのでこちらも読む。転覆した船からの脱出劇+ゾンビで殺人鬼な人からの逃亡劇。よくまあここまでキツイ状況からのスタートにしたものだ。2014/04/12
HK
8
豪華客船を舞台にしたサバイバルホラー。スプラッタな残酷描写も極限状態での心理描写も抜群に上手。2014/04/06