角川文庫<br> 九十九怪談 第一夜

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角川文庫
九十九怪談 第一夜

  • 著者名:木原浩勝【著者】
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • KADOKAWA(2011/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043653119

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内容説明

友人から久しぶりに電話があり、大学時代の仲間と同窓会をやろうと言う。当日、懐かしい顔が集まったが、肝心の友人が来ない。そのとき電話が鳴って……。自分でも気づかないうち、学校のノートに「のんちゃん」とびっしり書いていた。のんちゃんって誰だ? 初めはまったく思い出せなかったのだが……。累計100万部を突破した怪談のベストセラー「新耳袋」の木原浩勝が放つ現代百物語の新スタンダード、待望の文庫化!

目次

墓参り
Y霊園
鎖の音
録音室
ノイズ
山のスタジオ
こんばんは
キャッチボール
自動販売機
いがいとかしこい〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はな

43
話が短いので気軽に読める。あまり怖くはなかったが、淡々としていて時々、ゾワっとした。2017/08/24

田中

37
実話怪異が九十九話収録されている。体験者の話を再現する文体なので、奇をてらった表現や恐怖心を煽るような描写はない。だから逆に日常生活に唐突に起こる身近な奇怪さや、その不思議さを触知できる。三十五話「洗面台」は、鏡の中に見ず知らずの男が現れる奇譚。鏡には何か魔界と通底する世界があるのだ。鏡はある特殊な瞬間に異界の窓に変貌する。五十話、五十一話では、あり得ない所に馬や大仏様が現れる不思議な話。七十三話の硫黄島で日本兵を目撃した怪異は恐かった。長い年月が経っても戦地を彷徨い続ける。【日本の夏はやっぱり怪談】 2023/08/17

坂城 弥生

36
超短編集。ゾッとする話が多かったけど、ちょっとあったかい気分になる話もあった。2020/11/20

MURAMASA

31
新耳袋の共著者が送る、新耳テイスト満載な実話怪談集。そろそろシーズンだということもあってか、このところ怪談モノの文庫が続々と刊行されてますが、私としてはやっぱり実話系、それも「どうしてこんな出来事が起こるのか」を解説してもらわずに投げっぱなしな感じが好きなので、新耳袋な系統の作品が好きなのです。そういう意味からはこの短編集は大好物。あと好きな怪談の系統としては、平山御大の書く、もう生理的に受け付けるぎりぎりです!ってくらいにイヤな話。「幽」のこめかみ草紙は、半年にいちどのお待ちかねなのです。 続2010/07/07

takaC

24
実話なのですか?第84話と85話の間の誰かが居たエピソードには何故番号振ってないの?2011/08/13

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