内容説明
遂に祖国へと帰還した、少女フェン。自らに無実の罪を着せた兄に真実を問うため、死すら覚悟の上、王城へ潜入。因習に囚われた王族たちや、かつての師との再会を果たす……! 城内に渦巻く邪(よこしま)な陰謀とは!? フェン自身に隠された驚くべき秘密とは? 王道ファンタジー、衝撃のクライマックスへ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たるき( ´ ▽ ` )ノ
31
フェンはどれだけ辛い思いをすればいいんだろう。何を信じたらいいのか、わからなくなるよね。でも、友と呼べる人達がフェンを支えてくれる今、答えを出すのにも迷いがない。フェンも周りの人もどんどん成長していく。その姿を見ることができて、とても嬉しい(*´꒳`*)それにしても、テオがハイハイ・・・全くイメージできない(笑)2019/03/06
藤月はな(灯れ松明の火)
28
フィー・バーフューで仄めかされていたフェンの秘密が明らかになる巻。きな臭さやストライフの城で自分らしくいられないフェンの様子に「飼い殺し」という言葉が浮かんで嫌な気分になりました。フェンの兄達が可愛いもの好きで姉に頭が上がらない人や声は怖いのに奥さんにはベタ甘な人、形式ばかりの仕事には面倒臭がりな人など個性がいっぱいですね^^しかし、意地悪な視点で見てみると兄への信頼というよりもマルメロは安寧を齎してくれる兄に依存して何も知ろうとしない怠惰さがあるのではないのでしょうか。2011/09/15
秋製
27
シリーズ物。ファンタジー。 感情と理性は完全に別物と割り切らないと、読んでいて辛くなってしまいました。 徐々に明らかになっていく事柄。その重責を肩に担ぎつつ、フェンは仲間とともに前に進んでいきます。2013/05/17
お~い
16
フェンの出生の秘密とかロカが出てきたりアシュレイが出てきたりする本です♪ だいぶ前に進んだ感じ。ファンもですけど、テオとの肉親との再開とか。悲しい部分、ホッとした部分が入り交じっていましたよね♪ 次がラスト、楽しみです♪2014/06/21
ダージリン
9
ここにくるまでフェンの過去や祖国に触れる話がほとんどなかったという・・・それだけにクライマックスへの期待が高まります!でも文体が淡々としてる分じわじわくるというか・・・フェンのまっすぐなひたむきさが愛しい。2010/09/19