太陽と異端者 フェンネル大陸 真勇伝2

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太陽と異端者 フェンネル大陸 真勇伝2

  • 著者名:高里椎奈【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 講談社(2015/04発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061826281

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内容説明

命の恩人・イーターの強い誘いで人間が恐れる生物・悪鬼(グール)が棲むという南海の孤島へ向かった少女・フェン。海賊と嵐に襲われた船旅の末、辿り着いたのは「人喰いの島」と呼ばれる不吉な場所だった! そしてその名を裏付けるが如く仲間が消失する!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たるき( ´ ▽ ` )ノ

32
まさかイーターの過去に迫れるなんて!脇役へのスポットの当て方がとても上手い。最後の気になる描写も、期待を持たせてくれる。読めば読んだだけ好きになれる(*´꒳`*)2019/03/05

藤月はな(灯れ松明の火)

26
強いからこそグールを忌み嫌う人間と忌み嫌うからこそ人間を厭うグールのイタチごっこの関係性は生きている皆が自分の価値観などが違う存在に抱く不条理さを表していると思います。存在を許されないこととして捉えていたアベル達が遺跡の発見によって自分たちの存在に救いを見いだせて本当に良かったです。そしてテオがフェンに対する思いも変化してきていることが分かってほっこりします。それにしても衆人環境で相手の自尊心を隙のない論理によって破壊し、フェンの忍耐の導火線に火をつけ、爆破させるイーターは絶対に敵にしたくない(-_-;)2011/09/13

陽月

5
シリーズ物は時間を開けすぎると登場人物が分からなくなるのが難点。水の国の少女があまり思い出せないので改めて見返さなくては。さて、今回はテオの心情が掘り下げられた巻でした。憎むべき出自のフェンに自分を重ね、見届けることを義務ではなく自ら願い始めた彼と、彼といることが当然だと思い始めたフェン。どこか歪で健全な関係ではないにしろ、大切にし合っていることが分かるから愛しい。イーターとギィの関係も好きです。全体としては、ナナが言った「優しくするのは、手渡しできる」という言葉が印象的。近いうちに続きを読まなきゃ。2013/09/11

れいき

5
そんな簡単に許していいもんではない気もするけれど、悪いことをした子供に「ごめんなさい」を吐き出させたフェン姉さまステキ。て言うか、あの子は「悪いことをしたらごめんなさいを言う」事を知っていたわけよね?もっと叱る人が必要だなー、教育係をラウルが引き受けてくれるといい。あと、イーターだいっすき。本名イトラさんね。オケ。最後のスプーンには盛大に噴いた。なんだかんだ和む2人やなー。ダイアンさんが大きな餌を吊り下げてくれたので食いつきました。母様なの?なの?早く続き読まないと!2012/07/02

優理

5
グールの国、フィー・バーフューとイーター、ギィが中心のお話。テオのフェンに対する心情なんかも分かってくるので期待して損はないと思う。一気に読み終わり、早く続きが読みたくなった。ストライフに確実に近づくなか、サチの過去も気になるところ。新刊が待ち遠しい。2009/03/26

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